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グリコ・森永事件5

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2019/01/17(木) 20:27:50.01 ID:???.net
しばらくすると、F氏は商法改正について熱弁をふるい始めた。昭和57年10月に施行された改正商法は、総会屋絶滅をもくろむものだった。総会屋は生き残るために情報誌や機関誌を発行してきたが、取り締まりが強化され、次第に苦境に追い込まれていったという。

 「会社も悪いのがいっぱいあった。会社はオレたちのような与党総会屋を使って、悪い部分が露見しないようにしていたクセに、急に『悪いのは総会屋だ』と言うようになった。だいたい総会屋が絡んだ何百億円、
何千億円という金はほとんど九割が政治家に流れていたんだ。会社は『先生に迷惑がかかるとアレだから』と及び腰になったわけだよ」

 F氏は総会屋側の理屈を早口でまくしたてた。それでF氏はそのような企業に対して黙っていたのだろうか。

 「例え話だが、恐喝するんなら相手は大きければ大きいほどいい。500社の業界があったらそのうちの10社をつぶしてしまうぐらい脅す。仮につぶれてもいいわけだよ。なぜなら残りの490社は黙っていても金を出すようになるからだよ」

 グリコ森永事件以降、一般には知られなかったが、総会屋は再び自分たちの領域を確保していた。それが明るみに出たのは4大証券と第一勧銀が大物総会屋に巨額の利益供与を与えていた事件である。
これらの企業は株主総会を円滑にしてもらう見返りとして大物総会屋に7億円の金を出し、さらに100億円以上の融資まで行っていた。

 「企業は金を出す。だがその金は結局、われわれじゃなく政治家の懐に入っていることを忘れないでほしい。その最たる悪の政治家がTでありKだ。彼らがだれよりも一番よく犯人を知っているんじゃないか」

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