eスポーツ解説のリールベルトさん「選手が羨ましい」

風吹けば名無し

24日に千葉市の幕張メッセで行われた「第1回全国高校eスポーツ選手権」（毎日新聞社主催、サードウェーブ共催）決勝大会のリーグ・オブ・レジェンド部門は、東京学芸大付国際中等教育（東京）が初代王者となった。
大会で解説を務めたLillebelt（リールベルト、本名・江夏＝こうか＝義昭）さんに、大会の印象を語ってもらった。

　これまで多くのイベントに選手、解説、コーチなどいろいろな立場で出てきたが、今回は、やってよかったと達成感があった。選手がとても楽しそうだったのがうらやましかった。
全体に3カ月前の予選の時より成長し、レベルも上がっていた。

　完成されていないからこその面白さも感じた。プロ野球より高校野球の方が好きな人が多いのと同じと思う。

　これまでチームゲームをあまり経験していなかった選手も多かったはず。
いろんな経験をしたと思う。同じ高校の仲間と出られたことは、ゲーム以外も含めたコミュニケーション能力を高めることにもつながっただろう。

　既にプロのレベルという選手はいないが、プロになれそうな選手はいた。特にサポートやジャングルのポジションで目に付いた。
これらのポジションは日本のプロにいい人材が少なく、外国人選手の補強ポイントになっている。日本人でうまい選手にぜひ成長してもらいたい。

　今後は、決勝大会に出場するようなトップチームにはコーチがいることが理想。今は業界が狭くて指導者も少ないが、今の若い選手が将来的に指導者になることも望まれる。