スポーツ報知、突然オリックスを蔑称で呼ぶ

風吹けば名無し

　“ニンジン作戦”で６年ぶりのＡクラス入りだ！　オリックスが６日、外国人を除く支配下登録全５４選手との契約更改交渉を終了した。
最下位に終わったにもかかわらず、半分以上の３２人が増額の“暖冬更改”。森川球団本部長は「来年への励みになるように、という思いも込めました」と総括した。

ケチックスと揶揄（やゆ）されたのは過去の話だ。
今季の日本人平均年俸２６５４万円は１２球団最低で、もともとの額が少なかったとはいえ、笑顔の連鎖が止まらなかった。
先月２９日に吉田正がイチローの入団５年目の球団最高年俸（１億６０００万円）を上回る２億円で更改すると、翌日には山本が５０００万円増の９０００万円。
さらに山岡も５５００万円増で続き、球団最速４年目での１億円到達となった。

最終日のこの日も、打率２割２分ながら投手、捕手、中堅を除く６ポジションで１０３試合に出場した小島が８００万円増の２６００万円で更改した。
主力だけでなく、伏兵もアップ組が続出。昇給の３２人中、１０００万円以上の増額が９人。また、現状維持は１３人、ダウン組は９人。１０００万円以上の減額はＴ―岡田だけだった。

「来年はどうしても、巻き返しをしなくてはいけないので。頑張れば報われるということを感じ取ってもらえたかとは思います」と同本部長。
締めて３億１２８０万円増の甘口更改。基本的な査定方法に変更はなかったが、来季の反攻を促すフロントの意図が浮かび上がった格好だ。（宮崎　尚行）

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