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日本に再チャンスも? 豪潜水艦プロジェクト、豪仏のSPA交渉が難航

1 :きつねうどん ★:2018/10/06(土) 10:23:24.86 ID:CAP_USER.net
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BNK Maritime Photographer / Shutterstock.com

 老朽化した潜水艦を入れ替えるためのオーストラリアのプロジェクトを巡り、日独仏が受注競争を繰り広げたが、結局2016年にフランス企業が勝利した。建造に入るには豪仏間の戦略的パートナーシップ協定(SPA)が必要となるが、この交渉が行き詰まっており、このままでは計画自体が振り出しに戻るのではという見方も出ている。

◆日本が逃した潜水艦プロジェクト 受注はフランス企業
 500億豪ドル(約4兆円)という豪最大の防衛関係プロジェクトには、日本もそうりゅう型潜水艦で売り込みをかけ、一時は受注確実と見られていた。安倍首相と仲の良かった当時のアボット豪首相が退陣したこと、豪側が国内生産を望んだことなどが影響し、日本の売り込みは後手に回った。結局潜水艦建造を受注したのは、フランスのネーバル・グループ(当時DCNS)だった。

 採用されたのは、同社の原子力潜水艦、バラクーダ級の動力をディーゼル・エレクトリック方式に変更したものだ。豪仏両国は、潜水艦建造のための政府間協定をすでに結んでいる。協定によれば、12隻の潜水艦が南オーストラリアのアデレードで2022年より建造される予定だ。豪海軍への最初の納入は2030年代初めで、2040年代終わりまでには全隻引き渡しが完了する計画だという。

◆豪仏間の協定交渉が難航 潜水艦プロジェクトにも影響
 潜水艦の詳細な設計契約を確定させ建造を開始する前に、潜水艦プログラムを進めるための諸条件を網羅した豪仏間のSPAが必要となる。ところがオーストラリア放送協会(ABC)は、この交渉がうまく行っておらず、9月に行なわれる予定だったネーバル・グループの幹部、仏国防相、豪防衛相、豪防衛産業相との会合が延期されたと報じている。パイン豪防衛相はこの報道に対し、プロジェクトは予定通りだとメディアに話している。

 交渉停滞の原因は、知的財産権や補償条件などに関し両国間で合意が得られないためだとディプロマット誌は報じている。また、現在国有企業であるネーバル・グループが民営化した場合の影響を、豪側が懸念しているとも報じている。

◆豪選挙の結果次第で日本に再びチャンスも
 ABCによれば、関係者の間では、今年中にSPAを締結するのは無理ではないかという見方があるという。オーストラリアは来年に連邦選挙を控えており、選挙の結果次第では、現在のフランスによる潜水艦プロジェクト自体が完全に流れてしまう可能性もあるとしている。

 豪戦略政策研究所のシニアアナリスト、マーカス・ヘリヤー氏は豪紙に対し、もしもプロジェクトの遅延が長引くようなら、オーストラリアは老朽化した現在のコリンズ級の潜水艦を、さらに30年間使い続ける羽目になるかもしれないと述べる。これにより、オーストラリアの地域における戦略的軍事的優位が損なわれる可能性もあるとしている(ガーディアン紙)。

 ABCによれば、野党労働党は選挙に勝利すれば潜水艦プロジェクトの見直しをすると表明している。そうなれば前回受注を逃した日本にも、新たなチャンスが巡って来るかもしれない。

https://newsphere.jp/world-report/20181006-1/

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