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バウンサーな話

1 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:29:35.67 ID:WlFSVRxn.net
バウンサーな話をするスレ

2 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:37:54.27 ID:WlFSVRxn.net
【バウンサー】
第30話(1)
◆東京海王病院◆
意識不明の虎井。
そして、それは、突然起こった。

[ピッ.ピッ]
心拍数70
血圧122ー83
[ピッ.ピッ]

落ち着いた様子で眠る虎井のそばに、白衣姿の男が立っている。

白衣男「………」

その男は点滴の管を外し、謎の液体を注ぎ込んだ。

[ピピッ ピピッ ピピッ]

心拍数161
血圧202ー85

急激に数値が上昇していく。
虎井の表情が歪み、顔から汗が滲み出る。

第30話(1)終

3 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:43:20.92 ID:WlFSVRxn.net
第30話(2)
◆野外某所◆
コ ォ オ ォ オ
蜂野「中卒…俺の兄貴は佐藤と鈴木に殺された…(土下座)」
蜂野「そんな二人がお前を狙いに二度も姿を現した…(汗・土下座)」

獅子戸「……(汗)」

蜂野「結果、お前はあれだけなりたがっていた正社を断った………これには絶対に何か関連があるハズだ!!」
蜂野「頼む中卒…あの時何があったのか教えてくれ!!(土下座)」

獅子戸「……」

蜂野は獅子戸に懇願する。

※鰐渕『絶対に─他言無用でお願いします──』獅子戸(回想)

獅子戸「…!!!」.

獅子戸「ごめん…蜂野くん…やっぱり…話す事はできない…」

蜂野「…(汗)」

第30話(2)終

4 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:49:33.55 ID:WlFSVRxn.net
第30話(3)
◆野外某所◆
獅子戸「……」

蜂野「そっか…そうだよな…高さんが教えてくれない位の事だ…この程度でしゃべるわきゃねェよな…」

獅子戸「!?(汗)」

蜂野はボールペンを取り出す。

獅子戸「オ…オイ、何んだよ……(汗)」

[ブンッ]

[[ズン!!]]
蜂野[!!!]

獅子戸「!!?((驚))」

突然、蜂野はボールペンを自らの右太股に突き刺した。

オ ォ オ
蜂野「…((震))」


獅子戸「な…ちょっ…何やってんだよオメェ!!?((驚))」
オ ォ

第30話(3)終

5 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:51:14.99 ID:WlFSVRxn.net
第30話(4)
◆野外某所◆
早く教えてくれないと右手は止まらない…微笑を浮かべ、何度も右太股を突き刺す蜂野。

苦難の表情を浮かべながらも、蜂野を見守る獅子戸。

蜂野[グオッ]

蜂野が自らの右目を刺そうした瞬間。

獅子戸[ドッ!!!]

第30話(4)終

6 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:53:19.11 ID:WlFSVRxn.net
第30話(5)
◆野外某所◆
獅子戸は蜂野が手にしたボールペンを蹴り飛ばした。

獅子戸「(ハァ)何考えてんだよオメェ!!イカれてんのか!?(ハァ)(睨)」
蜂野「(フッ)俺じゃねェ…右手だ…(フッ)(睨)」


仕方無く獅子戸は、虎井がやられた経緯を蜂野に話はじめる。

獅子戸「クソ……(怒)」

第30話(5)終

7 :名無しさん:2017/03/08(水) 13:56:50.68 ID:WlFSVRxn.net
第30話(6)
◇東京海王病院(回想)◇
[ザ〃ア〃アァ〃〃(雨)〃]

オ ォ ォォ
獅子戸「あれはトライさんが鈴木を倒した後すぐ…俺が佐藤から人質にされちまった時だ…」

オ.ォ.ォ.
鈴木『──(倒)』
虎井『…』


[手錠]


獅子戸『…』
佐藤『……』
ォ..オ.

佐藤は、鈴木の身体をそのままにして手錠を自分の足とテーブルに繋いでくれ、そうすれば獅子戸の命は保証すると虎井に持ち掛ける。
どこにそんな保証があるんだと突っぱねる虎井。

自分(虎井)とやり合えばオメェ(佐藤)はただじゃ済まない…仮に助かっても、鈴木を抱えて逃げ切るのは不可能だと考えた…だから獅子戸を人質に取った…

佐藤の戦略を推測する虎井。

佐藤『ククク─確かに俺はアンタの実力を見誤っていた─だがアンタも俺とやり合えば無傷じゃ済まんよ─』
獅子戸『(汗)』

第30話(6)終

8 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:03:19.80 ID:WlFSVRxn.net
第30話(7)
◇東京海王病院(回想)◇
獅子戸『その時─佐藤の冷静な声とは裏腹に─佐藤の握る手に妙な違和感を感じた─』.
獅子戸『絶対に何かヤバイ事を狙っている─急がねェと俺もトライさんもヤバイ─』.:

獅子戸『理由はわからないが─何故か確信があった』.
獅子戸『気付いたら─佐藤の腕を掴んでいた─』

掴んだ手を佐藤に振り外される獅子戸.

獅子戸『計算外だったのは佐藤の腕力が─俺の予想を遥かに超えていた事だった─』

佐藤『!!』

[ダッ-(突)]
虎井『このバカ!!』

包帯がほどける獅子戸.


獅子戸『(驚)』.
佐藤『─』.
虎井『─』.:


[ドッ!!!].

第30話(7)終

9 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:07:37.01 ID:WlFSVRxn.net
第30話(8)
◇東京海王病院◇
佐藤『──』.

虎井『──』:
獅子戸『─』.

身体を入れて獅子戸を庇いながら、佐藤の胸に貫手を突き刺した虎井。
だが佐藤の右腕に仕込まれた刃も、虎井の左胸脇を突き刺していた。

虎井『ゴフッ(吐血)』.
佐藤『ブシュッ(吐血)』.

第30話(8)終

10 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:11:11.76 ID:WlFSVRxn.net
第30話(9)
◇東京海王病院◇
[ブンッ]
右手で佐藤を払う虎井。

虎井[トントン]
佐藤[トントン]

人差し指びで自分のこめかみをつつく虎井と佐藤.


[ザッ(離)]
獅子戸『(汗)』.
虎井『──』.


佐藤『──』.
鈴木『(倒)』.

第30話(9)終

11 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:14:43.26 ID:WlFSVRxn.net
第30話(10)
◇東京海王病院◇
虎井『致命傷だ…逃げ切れねェゾ…佐藤さんよ…?(吐血・汗)』.

佐藤『どーかな?それはお互い様だろ?トライさん…アンタも…俺も追う事はできない…(汗)』

左胸脇から大量に出血する虎井。

獅子戸『はっ はっ はっ はっ はっ はっ(汗)』

佐藤は鈴木を肩に担いで立ち去る。

第30話(10)終

12 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:17:19.96 ID:WlFSVRxn.net
第30話(11)
◇東京海王病院◇
佐藤『またいずれな…小僧』.

獅子戸『ま…またって何だよ!?オメェらいったい何なんだよ!?(汗)』

佐藤『Bデータ………(汗)』

虎井『………(汗)』

獅子戸『!?(汗)』

佐藤は東京フィストにBデータが存在し獅子戸があの会社に居続ける限り、我々は何度でも獅子戸の前に姿を現すと言い残し、獅子戸と虎井の前から立ち去っていった。

第30話(11)終

13 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:22:13.45 ID:WlFSVRxn.net
第30話(12)
◇東京海王病院◇
獅子戸『俺が会社にいて…Bデータって何だよ?ワケわかんねぇよ…!?』.

[ゴッ!]
獅子戸『で!!』.
獅子戸の頭をこずく虎井。

[ボトボト(出血)]
虎井『うるせェバカ.ったく余計な事しやがって─』
獅子戸『〜〜〜っけ…けど((震))』

虎井『わかってんよ─佐藤は何か仕掛ける気だった─おそらく無力化ガスか何かだ』.
獅子戸『!!(汗)』

[[ボトボト(出血)]]
虎井『おそらくすぐに使えなかった理由は鈴木だ─もし─奴に息があった場合─ガスを使うと確実にもたねェからな─』
[[ボトボト(出血)]]

口から大量に血が流れ落ちる虎井。

第30話(12)終

14 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:27:34.63 ID:WlFSVRxn.net
第30話(13)
◇東京海王病院◇
[ボロッ…(飴吐)]
虎井『フン!奴にどっても"─仲間ば大事っで事だ─(汗)』

獅子戸『!!!(驚)』

虎井[[ドドオッ((倒))]

獅子戸『トライさん!!』

泣きながら虎井を抱き起こす獅子戸

.::∵・..:∴:::∴.:
オ..ォ...オ.
獅子戸『トライさんしっかりしてくれよ!!((泣))トライさん!!((泣))』
虎井『───』
ォ....オ..ォ..:.:..
:∴.:・∵:..:.∴...
第30話(13)終:..:.:.

15 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:39:11.06 ID:WlFSVRxn.net
第30話(14)
◆野外某所◆
蜂野「中卒…お前これから、どうするつもりだ…」.

獅子戸「どうするって…今、話聞いてわかったろ……」
獅子戸「とにかく、Bデータと自分が会社にいるかぎり………奴らはまた必ず狙らって来るって言ったんだ…(汗)」.

獅子戸「トライさんがああなっちまったのは…100%俺の責任だ…俺がいる事で……また同じ様な事が起こるとしたら…」

獅子戸「もう…会社には、いられねぇよ………」

第30話(14)終

16 :名無しさん:2017/03/08(水) 14:45:15.93 ID:WlFSVRxn.net
第30話(最終編)
◆東京海王病院◆
ピィィィイィィィ

虎井「─────」

ィ ィ イ ィ

虎井が眠る病室に電子音が鳴り響く。
老人の様な顔になってしまった虎井。
心拍数0血圧0

虎井の心肺が.止まった.

第30話(終)
【バウンサー】

17 :名無しさん:2017/03/08(水) 15:11:04.01 ID:WlFSVRxn.net
悪い(13)と(14)の間にこれを入れるのを忘れちゃったわ、すまん。
第30話(13.5)
◆野外某所◆
獅子戸「Bデータの事をずっと言わなかったのは…トライさんに意識を失う直前に、社長以外に口外するなと言われたからだ…」
獅子戸『社長いわくBデータって奴は…会社の極秘情報をまとめた物で、社内でもその存在を知ってるのは、数人の幹部のみだって言ってた…(汗)」

蜂野「Bデータ…それが兄貴の殺された原因で…お前が狙われた理由か…」.

獅子戸[…][…]蜂野

座って壁に寄り掛かりながら話す、獅子戸と蜂野。

第30話(13.5)終

18 :肉茎平均:2017/03/09(木) 09:17:42.83 ID:Q4QcY6XE.net
バウンサー・スーチーさん

19 :名無しさん:2017/03/09(木) 09:49:37.58 ID:x+qRtoW1.net
それはアウンサンスーチーさん

渡辺直美がモノマネしてるやつだろ?

20 :肉茎平均:2017/03/09(木) 11:52:48.28 ID:Q4QcY6XE.net
俺は冷凍マンモスじゃなかった!

21 :名無しさん:2017/03/09(木) 19:13:50.52 ID:KHlL3ZmQ.net
>>18
なんだそのコテハンは!チンコですか?

22 :肉茎平均:2017/03/10(金) 09:16:50.88 ID:Sq+A2mKh.net
いいえ、ケフィアです

23 :名無しさん:2017/03/11(土) 22:51:05.12 ID:AwSbNpmw.net
バウ バウバウ

24 :名無しさん:2017/03/12(日) 18:49:44.06 ID:VLImfRI9.net
勃起しますた

25 :名無しさん:2017/03/29(水) 11:11:02.33 ID:JWBzVHEB.net
帰れ

26 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:25:21.14 ID:TijKLsHu.net
【バウンサー】
第31話(01)
◆南村山大橋◆
夕方…橋の欄干に凭れ、蜂野との話しを思い出す獅子戸。

獅子戸「……」


『確かに自分のせいで…誰かが傷付くのは耐えがたいよな…』
◇野外某所◇
蜂野『中卒…じゃあやっぱり…入社は断るって事かよ…(俯)』

獅子戸『残念だけど、仕方ねェさ…トライさんがああなったのは俺の責任だし…』
獅子戸『また受け入れて貰える場所を、探すよ………』

蜂野『……』

第31話(1)終

27 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:26:34.93 ID:TijKLsHu.net
第31話(02)
◇野外某所◇
─[獅子戸]─[蜂野]


蜂野『フン…思った通り…やっぱ所詮はその程度だったか…』

[ピクッ…]
獅子戸『あ!?(怒)』.

蜂野『自分の責任にして辞める。今までも何かある度
そうやって自分のせいにして逃げて来たんだろがよ!?((閉目・♪))』
獅子戸『はあ?何言ってんだオメェ!?(怒)』

蜂野『だったらオメェが誰かを守る為に死にかけりゃ
その誰かのせいにすんのか?(閉目・微笑)』

獅子戸『……!!(汗)』

第31話(2)終

28 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:27:54.44 ID:TijKLsHu.net
第31話(03)
◇野外某所◇
蜂野『トライさんの事は自分の責任?自惚れてんじゃねェゾ、気持ち悪リィ………悲劇のヒロインか?(睨)』
蜂野『オメェのせいで誰かが犠牲になる事は、ハナから織り込み済みなんだよ(睨)』

獅子戸『………(汗)』

蜂野『トライさんはあの晩、自分の意志であの場に一人でいた…社長はそれを了承した。
責任があるとすれば、それは社長の責任だ』

蜂野『オメェはたかが1・2度殺されかけて、ビビって逃げてるだけだ(睨)』

蜂野『出て行く理由をトライさんのせいにすんじゃねェ…』

[ギリッ…]
獅子戸『〜〜〜っ(汗)』
蜂野の言葉に歯を噛み締める獅子戸

第31話(3)終

29 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:28:59.92 ID:TijKLsHu.net
第31話(04)
◇野外某所◇
獅子戸『たかがだとコラ!?だったらテメェはガチで殺されそうになった事あんのかよ!?(怒・汗)』
獅子戸『!?』


蜂野はシャツを捲り、右腹部にある大きな切り傷痕を獅子戸に見せる。

オォ....オ...ォ
蜂野『一度目は6歳の時、実の兄貴からだった…』
オ.
蜂野『今でも飛び出して来た腸の感覚が、手に残ってる…』
オ..ォ......オ


獅子戸『い…一度目、兄貴って…(驚・汗)』..


[スッ…ネクタイ直]
蜂野『フン…何が…俺にはもうこれしかねェ…≠セよ(閉目)』

[ザッ…]
[ジャリ‥]
蜂野『俺らの仕事は…傷付く事が大前提だろが…』
[ジャリ‥]

立ち去る蜂野

第31話(4)終

30 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:30:00.85 ID:TijKLsHu.net
第31話(05)
◆南村山大橋◆
獅子戸「……」

獅子戸は虎井の言葉を思い出す。

◇トレーニング場◇
虎井『いいかオメェら……』

───[虎井]───

─[獅子戸]─[蜂野]

虎井『この仕事は他人のトラブル≠喰い物にする!!最低≠フ仕事だ!!』
虎井『誰かの不幸を金で肩代わりする事で成立している!!』

虎井『つまり、傷付く事が大前提!!だから常にこの事を心に刻み込んどけ!!』

獅子戸『(汗)』.
蜂野『(汗)』:


虎井『俺らの仕事は死ぬ事以外(睨)』


虎井『全てカスり傷だ!!(睨・腕組み)』

第31話(5)終

31 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:31:20.70 ID:TijKLsHu.net
第31話(06)
◆南村山大橋◆
獅子戸「……」

獅子戸「片目を潰されて……2度も殺されかけて…トライさんもあんな事に…(俯)」
獅子戸「何がカスり傷だ。カッコ付けやがって…これでビビらねェ方がムチャだろうがよ(俯)」


[ガッ…欄干手掛]
獅子戸「大体、下らねェンだよ!!何が最強のバウンサーだよ、マジクソ下らねェ!!(((叫)))」

獅子戸「クソ頭の悪リィ、アウトロー漫画かドラマみてェな設定じゃねェか(((叫)))」

獅子戸「中2病にも程があるっつーんだよ!!(((叫)))」

第31話(6)終

32 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:35:17.24 ID:TijKLsHu.net
第31話(07)
◆南村山大橋◆
獅子戸は鰐渕社長の言葉を思い出す。

鰐渕『私は過去─4人の部下の命を──失った経験があります──』
鰐渕『この中で─命の責任の取り方を──わかっている人がいますか?─』


獅子戸「鰐渕社長…(俯)」..

──.~*:.~..:*~─
勇一郎『修羅場をくぐれ─傷付く事を恐れるな──そうすれば強くなれる!─』
─~..:*~..*~.──
勇一郎『そして本当に──優しい男になれる!─』
*~..:.*~.:.~───

獅子戸は叔父-勇一郎の言葉を思い出す。

獅子戸「勇一郎オジちゃん…………(俯)」

[ザッ]
獅子戸『俺は所詮─頭も育ちも悪リィ─中卒クソDQN──やれる事は限られてる─』
獅子戸『やれる事を───必死でやっていくしかねェ──』

歩き出す獅子戸
その顔は
何か吹っ切れた様な表情だった

第31話(7)終

33 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:37:14.73 ID:TijKLsHu.net
第31話(08)
◆東京フィスト◆
鰐渕「わかりました、獅子戸くん」
鰐渕「では今日からキミを社員として、正式に迎え入れさせていただきます」

[ザッ]
獅子戸「ありがとうごさいます!!今後とも宜しくお願いいたします!!(礼)」

[パチパチ・拍手]
鰐渕「…(微笑)」
高島「(泪)」
鶴見「(微笑)」
蜂野「……」
馬場「(微笑)」
[パチパチ・拍手]

ワア ァ ア ァ
[パチパチパチパチ]
社員「おめでとう獅子戸!!」

獅子戸「アザス!!アザス!!(頭掻き)」

社員「やったなオイ、中卒入社は初だぞ!!」
社員「ガンバレよ!!」
[パチパチパチパチ]ァ ア ァ

東京フィスト入社式。皆に祝福されてご機嫌な獅子戸。

第31話(8)終

34 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:39:19.96 ID:TijKLsHu.net
-------------------

35 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:40:39.25 ID:TijKLsHu.net
第31話(09)
◆東京フィスト◆
[[フル]][[フル]]
高島「しかし社長…合理的に考えて…((泪))」
高島「これからの事を思うと…本当にこれで良かったのでしょうか?((泪))」
[[フル]][[フル]]

頬に伝わる泪をハンカチで拭う高島。

[ザワ][ザワ]
鰐渕「彼は他者を守る為に命懸けで戦い、そして…虎井君の命懸けの行動により、命を救われました(閉目)」
鰐渕「その中で彼は気付いたのでしょう…(閉目)」

鰐渕「命の責任は取り様がない。ただできる事は…」.:

馬場「(笑)」
獅子戸「(笑)」
馬場から祝福を受ける獅子戸。

鰐渕「どんな事もずっと背負い続けて、生きて行くしかないという事を…」

第31話(9)終

36 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:41:47.38 ID:TijKLsHu.net
第31話(10)
◆東京フィスト◆
鰐渕「そして彼は今後起こり得る危険の全てを受け入れた上で、入社を決意しました」

獅子戸「…(汗)」
社員に祝福されて困り顔の獅子戸。

鰐渕「そんな心に牙≠持った男を、断る事は出来ません…」


[[ブル]][[ブル]]
高島「ご…合理的に考えて…は…ハードボイルドタッチ過ぎる台詞ですね…社長((泪・震))」
[[ブル]][[ブル]]

[[ザワザワ]]
鰐渕「高島君………君はやはり合理的≠チて言葉の意味をわかってませんね(閉目)」

溢れる泪が止まらない高島。

第31話(10)終

37 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:42:44.66 ID:TijKLsHu.net
第31話(11)
◆東京フィスト◆
[[ザワ]][[ザワ]]
鶴見「ところで信也、さっき獅子戸が言ってたんだけど」

蜂野「……」

鶴見「入社を決意するキッカケを作ったのはお前のおかげだって言ってたんだ」
鶴見「あんだけ獅子戸にキレてたのにどうして?」

蜂野「別に俺はそんな事、一切やったつもりは無いっスけど………(閉目)」

蜂野[(睨)]
馬場と談笑する獅子戸を睨む蜂野。


蜂野『当然だ………中卒がこの会社にいる限り…奴らもまた必ず現れるのだから…(心声)』

第31話(11)終

38 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:43:20.06 ID:TijKLsHu.net
第31話(12)
◆東京フィスト◆
[[ザワ]][[ザワ]]
獅子戸「そう言えば馬場さん、トライさんの最近の容態はどうなんスか?」
[[ザワ]][[ザワ]]

馬場「え!?(汗)」

鰐渕「…」
高島「(汗)」
鶴見「(汗)」
蜂野「(汗)」

社員「(汗)」


馬場「あ…いや…それが…(汗)」

獅子戸の言葉に静まり帰る社内

獅子戸「へ!?」

第31話(12)終

39 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:44:09.53 ID:TijKLsHu.net
第31話(13)
◆東京フィスト◆
虎井「既に後ろに立ってる?(微笑)」

獅子戸「(汗)」


虎井「もう5分も背中を取られてんぞ!?まだまだ修行が足んねェ様だなァ!!(微笑)」

獅子戸「ト……トライさん!?((泪))」

虎井の元気な姿に感涙する獅子戸、その時


[[ゴッ!!]]
虎井「大体テメェのせいでこんな目に遭ったんだぞ、責任取れコラァ!!」

獅子戸「そ…そんな死ぬ以外カスり傷って…」

虎井「んなワケあるかクソガキ!!」
[[ガンッ!!!]]

第31話(13)終

40 :名無しさん:2017/04/04(火) 17:46:07.78 ID:TijKLsHu.net
第31話(14)
◆都内某高層ビル屋上・夜◆
オ..ォ....ォ....ォ
──[柿根][佐藤]─
ォ.ォ....ォ...
柿根「…(煙)」
佐藤「………」
オ.ォ

スーツに身を包んだ柿根と帽子・眼鏡・マスクで身を隠す佐藤。


オ.ォ
柿根「さて佐藤さん、今回で2度目の失敗です。プロとしてあるまじき行為だ…この落とし前はどう付けるつもりですか?(ハーッ・煙))」

オ.ォ...オ
佐藤「柿根さん、その答えはわかってるんだろ?アンタの得意技だ……」

柿根「(睨)」
柿根「………なるほど、面白い…」

柿根「その方法で'彼ら'を使う訳ですか…」
柿根「だから彼…獅子戸くんにBデータの件を話したんですね」
オ....ォ.オ

第31話(14)終

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