【東京五輪】入場券、残りは４８０万枚…８月に落選組救済枠、秋以降は先着販売から抽選制に変更

鉄チーズ烏 ★

　２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は４日、チケット販売の抽選で１枚も当たらなかった人だけを対象とした「セカンドチャンス」（仮称）を実施すると発表した。１人１セッション（時間帯や会場など競技ごとに決められた販売の単位）のみの“狭き門”だが、無念の落選となった人には朗報だ。詳細は今月中にも発表され、８月上旬にも申し込みが開始される方向。また、当初予定していた秋以降の先着順販売は、アクセス集中によるシステムへの負荷を考慮し、第２次抽選販売の形で行われることになった。

　「あんなに苦労してアクセスしたのに１枚も当たらなかった…」。そんな“恨み節”がＳＮＳなどで目についたが、あきらめなければ「いいこと」はあるものだ。組織委は、第１次抽選で１枚も当たらなかった人だけが、もう一度だけトライできる救済措置「セカンドチャンス」を８月に企画した。「１次販売で想定していた枚数の範囲内で、まだ余力（在庫）のあるセッションが対象」と古宮正章副事務総長は話した。

　ただし、抽選申し込みできるのは１人１セッションのみ。対象のセッションや購入枚数、実施方法は今月中にも詳細が発表されるが、現実的に開閉会式や人気のメダルセッションなどは難しく、一部の団体競技１次リーグ、または予選セッションが対象となりそうだ。第１次抽選当選者や、当選しながら購入手続きをしなかった人は買うことができない。

　また、秋以降に実施するとしていた先着順販売は、第２次抽選販売に変更される。第１次抽選の開始直後や締め切り間際に公式販売サイトへのアクセスが集中し、システムには大きな負荷がかかり、つながりにくい状態が長く続いた。これを教訓としたもので詳細は後日、発表される。ただし、セカンドチャンスとは違い、「開閉会式は２次販売でも用意されている」と鈴木秀紀チケッティング部長。すべてのセッションが対象だが、用意される枚数などは第１次と同様、発表はされない。また、実施が抽選販売開始時点で未確定だったボクシングについては、開催要項など準備が整えば、このタイミングでの発売となる可能性があるという。

　１次販売で購入手続きが完了したチケットの総枚数は３００万超の規模であることが判明。組織委は、チケット販売枚数は招致段階の計画で約７８０万枚としているため、まだチャンスはある。来春以降には都内に販売所も設け、対面販売も実施される予定だ。

　◆東京五輪チケット販売のドタバタ劇　５月９日午前１０時に抽選申し込みが開始されたが、アクセスが殺到。午後５時の時点で１３０万件に上り、数時間単位の待ち時間の発生やログイン不可、画面のフリーズなど混乱が相次いだ。５月２８日午後１１時５９分が締め切りだったが、アクセス数の多さに同日夜、急きょ１２時間延長。申し込みに必要なＩＤ登録者数は７５０万８８６８件で、公式販売サイトの累計のアクセス数は約２４２５万件に達した。

7/5(金) 6:06配信スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000269-sph-spo

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