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【芸能】 舘ひろし 「太平洋戦争は日本のエリートたちが犯した失敗の宝庫だ」★5

1 :幻の右 ★:2019/08/16(金) 04:14:32.42 ID:/QPO4ZHL9.net
映画「アルキメデスの大戦」山本五十六役・舘ひろし氏


74年前の8月15日、戦争が終わった。第2次世界大戦下、日本の最高技術を結集して建造された戦艦「大和」。
公開中の映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)では、史実とフィクションを交えながら巨大戦艦誕生までの攻防を描く。

戦争シーンはほとんどなく、不正を暴くプロセスを丁寧に描いたこの作品。
「建造計画を止めることが戦争回避に通ずる」と主張した軍人、山本五十六を演じた役者は何を思ったか。

――振り返ると、なぜあのとき止められなかったのだろうと思ってしまいます。

いま考えたら日本中の誰もが分かる。日本海軍は世界第3位の強さを持っていたけれど、米国と戦争してかなうわけがない。
艦隊派といわれた人は、海軍兵学校や陸軍士官学校、あるいは東大を出ている。

日本の頭がいいといわれる人たちが戦争をして勝てるかもしれないと思った。ここに戦争の本質がある。
みんな戦争のことを話したがらないけれども、実はここをもう一回総括するべきだと思う。
なぜかというと、太平洋戦争というのは日本のエリートたちが犯した失敗の宝庫だから。

――総括ができていないと思われますか?

五十六が「これからは飛行機の時代」って言っているのに巨大戦艦が造られてしまった。止めることができなかった。
山崎監督がおっしゃっていますが、「大和」というのは日本という国の象徴ですよね。絶対に沈まないと思って造っている。
世の中に絶対がないということがどうして分からないのかな。本当に無責任な戦争をしたと思います。

――失敗を反省していないことが現代につながっている。

本当にたくさんの失敗をした。骨のある軍人は自決し、生き残った軍人たちはどこか死にきれなかった。
仲間が死んでいったという気持ちがあるので話したがらない。それからズルした軍人たちは知らんぷりをして蓋をしてしまう。

どうしてうまくいったのか、なぜ失敗したのかを検証しないんですね。失敗したことに関して、傷口に塩を塗るなみたいな風潮がある。
日本人にとって気分がいいのかもしれないけれど、それは戦争について真剣に考えていないんじゃないかと思うんだよね。

――一度始めてしまうと思考停止し、落ちるところまで落ちないと気がすまない歴史があります。

日本では戦闘で負けて帰ってきても、まだ機動部隊の司令長官だったり。情に流されて能力主義じゃないところがある。
なんとなく雰囲気に流されて、情とか気分で戦争してたんじゃないかな。

――山崎監督は「大和が抱えていた問題を考えることは、今の日本を考えることにつながる」と危惧しています。

まず「大和」という巨大戦艦を造ってしまったという事実、この失敗をちゃんと検証するべき。
いわゆる声の大きい人間に押されていく傾向がありますよね。戦争はしてはいけないというのと、
国を守るということがごっちゃになってしまって整理できていないと思います。

例えば、毎日のように北朝鮮のミサイル発射のニュースを見ます。
トランプ大統領は「短距離ミサイルだから大丈夫」と言っているけれど日本には届くんですよ。それでいいんでしょうか。


▼舘ひろし(たち・ひろし)1950年、愛知県名古屋市生まれ。76年「暴力教室」で映画デビュー。
83年から石原プロモーションに所属し、俳優として活躍。主な出演作品に映画「免許がない!」「さらば あぶない刑事」、
「パパとムスメの7日間」(TBS系)など。2018年公開「終わった人」では、カナダ・モントリオール世界映画祭最優秀男優賞を受賞。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/260305

★1が立った日時:2019/08/15(木) 16:43:58.27

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