■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【高校野球】オリジナル曲、独自の選曲が急増!2019夏の甲子園、ブラバンBEST10。
- 2 :鉄チーズ烏 ★:2019/08/23(金) 18:42:05.51 ID:nvYD4ZpP9.net
- >>1の続き
4位/星稜
『星稜コンバット』
約40年前から演奏しているオリジナル曲。当時の教員・松田正道氏が作曲。半音の上り下りが特徴的で、「陸の帝王! 星稜!」とコールしながら、決勝戦でも何度も鳴り響いていた。
吹奏楽部は例年に比べて部員が倍増した。今年のセンバツでは“美爆音”で知られる習志野と対戦。4月の新入生を対象とした部活説明会行事で、野球応援の魅力について話した顧問の下村健治氏が、「習志野さんと対戦して、向こうは160人。うちは40人で寂しかったので、皆さんの力を貸してください!」と冗談交じりに新入生たちにアピールしたところ、例年の倍近い40人の1年生が入部。
「野球応援がしたい」と入った生徒も多く、さらに音の厚みが増した、重厚なハーモニーの『星稜コンバット』がアルプスに響き渡っていた。
■『タッチ』の挿入歌に驚き!
3位/國學院久我山
『一本』
アニメ『タッチ』の挿入歌『星のシルエット』が原曲のチャンステーマ。主題歌を使う学校は多いが、挿入歌を使う学校はこれまでに見たことがない。「一本出せよ ここで一本出せよ 俺らの夢をお前に託した 勝利をつかめ」という替え歌の歌詞と、どこか哀愁漂うメロディが見事にマッチし、何度も得点を呼び込んだ。
野球部の応援団長・山城孝太君は、「多用すると“魔曲”効果が薄れる気がするので、ここぞという時に使うようにしている」と話す。
■センバツ敗戦後に作ったオリジナル曲。
2位/津田学園
『Snarl』
今年の県大会から取り入れたオリジナル曲。マイナー調で、「何かが起こりそう」というような不安感に揺さぶられ、かつ勇ましさを感じた。今年のセンバツで龍谷大平安と当たり、同校の代表曲『あやしい曲』に追い込まれ2−0で敗れたことがきっかけで、「うちもオリジナル曲がほしい」と、野球部が吹奏楽部に相談。
「選手が打席で奮い立つような曲を」と顧問の菅原香南氏が作曲し、野球部と吹奏楽部が「この部分をもっとこうしたい」などとアイデアを出し合いながらブラッシュアップし、みんなで完成させた。最初は「チャンステーマ」と呼んでいたが、野球部が「牙をむいてうなる」という意味の『Snarl』と命名した。
■カープも歌う広島商発祥の1曲。
1位/広島商
『宮島さん』
広島東洋カープが得点時に歌う曲として知られているが、発祥は広島商。生徒手帳にも歌詞が載っており、入学すると校歌や応援歌とともに「必ず覚える曲」のひとつだ。
「宮島さんの神主が 御みくじ引いて申すには 何時も広商は 勝ち 勝ち 勝ち 勝ち」
原曲は、日本人なら誰もが知っている唱歌『花咲爺』。いわゆる「花咲かじいさん」だ。
今大会では、高岡商や石見智翠館も得点時に演奏していたが、広島商は9回で同曲を披露。速めで勢いのある得点演奏とはまったく異なり、ゆったりとしたテンポで生徒たちが歌う『宮島さん』は非常に厳かで、間近で見ていて思わず鳥肌が立った。
■多様性が増す高校野球応援。
101回目の甲子園。全出場校を観戦して感じたのは、『サウスポー』や『ルパン三世のテーマ』、『紅』『さくらんぼ』などの根強い定番人気曲が受け継がれる一方で、オリジナル曲を作ったり、他校では使われていない曲をセレクトしたりと、独自色のある応援曲を演奏する学校が増えてきたということ。
ますます多様性が増してきた高校野球の応援。「音楽の力」で、グラウンドで戦う選手たちを後押しし、独自の進化を遂げる日本ならではのこの吹奏楽文化を、これからも楽しみに見守っていきたいと思う。
総レス数 405
95 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★