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絶版映画本/未DVD化/その他 2

1 :名無シネマさん(大阪府):2016/07/10(日) 06:42:09.87 ID:81zWA8uu.net
6以降が書き込み出来なくなった前スレ

絶版映画本/未DVD化/その他
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/movie/1466299928/

477 :名無シネマさん:2019/07/21(日) 07:23:33.70 ID:FCMuRDQG.net
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督では、やっと2本目の『プリズナーズ』(2013) 鑑賞。↓予告。>>465 >>474
https://www.youtube.com/watch?v=doPNgss-ntc
DVDで最初に観た『ボーダーライン』(2015)は、私にとっては「深刻ぶった(だけの)凡作」
で退屈でしたが、本作は「深刻ぶった(心がザワつく)力作」で大いに満足できました。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347703
前情報は一切無しで観た方がいいと思いますが、私は『ザ・バニシング 消失』(1988) >>231
『ミスティック・リバー』(2003)を連想しました。あの「ペットボトル入り特製ドリンク」は、
やはり『ザ・バニシング』オマージュ?。嬉しくてニヤニヤした。「全てを見通す」超人的な
名探偵(役)が登場し、隅から隅まで詳しく分析し最後にズバリと犯人と動機を説明しきって
観客スッキリ、の映画ではない(※やや難解?)。終盤のある場面は『トゥルー・グリット』(2010)、
「事件と家族の崩壊」は『トカレフ』(1994)や『64-ロクヨン-』(2016)が頭に浮かびました。
『ミスティック〜』の「オッサン3人の主人公」の一人は、少年時代に鬼畜なオッサン達に
誘拐され性的虐待を受け人生が狂ってしまったオッサン。日本で映画化すれば題名は『(自粛)』。
↓『ボーダー〜』予告。麻薬戦争もの『エリート・スクワッド』も私的にハズレ。2作目未見。
https://www.youtube.com/watch?v=5PwwJ-18Y9g
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=354473

478 :名無シネマさん:2019/07/21(日) 07:47:06.66 ID:FCMuRDQG.net
『密告者』(1990)。ドナルド・サザーランド主演の「冷ややかな」政治サスペンス。
劇場未公開、未DVD化には納得の地味で退屈な話ですが最後まで興味は保たれる。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=54904
↑《【解説】冷戦下のポーランドが舞台。ある日、政権でナンバー6の座につく
共産党員ヨゼフが出勤すると、彼のオフィスは消え失せていた。自宅からも
盗聴器が無数に発見され、ヨゼフは尾行の影にも気がつく。やがて謎の敵の手は
家族にまで襲いかかり……。〜〜》 監督は英国人のジョン・アーヴィン(1940−)。
私は本作の他に『戦争の犬たち』(1980)と『復讐は我が胸に』(1989)の2本を観ています。
3本とも「悪くはないが、もう一押しが足りない」惜しい作品たち。私は未見ですが、
↓英国BBC版『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(1979)の監督も彼です。
https://www.rottentomatoes.com/tv/tinker_tailor_soldier_spy/s01
https://www.imdb.com/title/tt0080297/reviews
映画版の『裏切りのサーカス』(2011) >>437を更に超える驚異的な高評価。日本版未発売。
『密告者』は実話を元にした「原因が全く思い当たらない」不条理サスペンスでもある。
https://www.imdb.com/videoplayer/vi346358041
↑予告。カフカ原作の『審判』(1962)とは違い、絶望的な「理由」は終盤に明かされる。

479 :名無シネマさん:2019/07/21(日) 08:08:06.54 ID:FCMuRDQG.net
大好きな『フロム ビヨンド』(1986)の↓海外での高評価?を知る。嬉しいけれど意外だ。
https://www.rottentomatoes.com/m/from_beyond
https://www.imdb.com/title/tt0091083/reviews
本作は「1%」だけH・P・ラブクラフト(未読)、残り全部が【間違ったサービス精神】で
構成された「馬鹿ホラー」の金字塔。「松果体」のくだりとかアホ過ぎるが最高です。>>177
https://www.youtube.com/watch?v=dEiNMI41u-Q
↑予告篇。桂文珍が司会の『はなきんデータランド』に小西克哉がゲスト出演した
時に、好きな映画として『フロム ビヨンド』と『ビデオドローム』(1983)の名を挙げ、
両作の「グチャドロ迷場面集」を夜7時台に全国生放送しても許された野蛮な平成初期。
『クトゥルー神話大全』(1994年)には『英語圏でラブクラフト(lovecraft)の文字には
「大人のおもちゃ」の意味がある』と荒俣宏が書いていた。では「ラブクラフティアン」は?
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/843
↓VHSジャケ写(※「Z級VHSパケ墓場」より)。元ネタ?はダリの『戦争の顔』らしいです。
http://livedoor.blogimg.jp/zcinema/imgs/8/1/8180fce9.jpg
青山正明は無茶苦茶な本作と『ヘルレイザー2』(1988/↓予告)を評価していたはず。>>126-127 >>454
https://www.youtube.com/watch?v=QLdl8Agik7w

480 :名無シネマさん:2019/07/28(日) 07:43:47.58 ID:SigInCmA.net
山下達郎も竹内まりやもシティ・ポップも「日本の宝」?なのかもしれないけど
井上陽水も国宝ではないんだろうか。知ってる歌は5曲ぐらいしかないけれど。
↓『帰れない二人』と、玉置浩二とデュエットした『夏の終わりのハーモニー』。
https://www.youtube.com/watch?v=r2EWnKDulQA
https://www.youtube.com/watch?v=WCSeiSOaHxY
『帰れない二人』は『東京上空いらっしゃいませ』(90)で使われていて初めて聞いた。>>469
大昔に『ザ・ベストテン』?で、東京で外国人(白人/黒人)女性に「日本の男性歌手で
セクシーなのは誰?」と尋ねる街頭アンケート企画があり、ダントツ1位が玉置だった。
↓大貫妙子『色彩都市』は『今夜なに色?(読売テレビ)』のOPで流れていた。
https://www.youtube.com/watch?v=et1Jhg0AzZ0
「FM COCOLO」という在阪ラジオ局の火曜深夜に石井一孝というミュージカル俳優?で
AORマニアを自称する人(レコードコレクターらしい)が一人でボケて一人でツッコミ
ながら進行する『Midnight Treasures』という番組があり、「俺のAOR」というコーナーに
ゲスト出演した福田直木(ブルー・ペパーズ)という人の↓『6月の夢』がいい曲だった。
https://www.youtube.com/watch?v=n26TChMdm_c
在阪局では『NIGHT AND DAY』、『NIGHT AQUARIUM』、『Midnight Pretenders』などの番組。

481 :名無シネマさん:2019/07/28(日) 07:47:21.22 ID:SigInCmA.net
映画好きの作家・赤川次郎(1948−)氏の『三毛猫ホームズ映画館』(1983年)に、当時の新作『テス』(79)に
絡め旧作7本を分析した、1980年時点での〈ロマン・ポランスキー論〉?が収録されている(P.120〜125)。>>469
《〜〜一筋縄ではいかない、とはよくいう言葉ですが、ポランスキーの映画ほど、それがぴったりと
当てはまる作品も少ないでしょう。〜〜ポランスキーは観客を引っかけて喜んだりはしません。観客に
サービスするとか、楽しませようというつもりで映画を作ってはいない。しかし決して難解でなく、
見る者を引き込んでしまうのは、ポランスキーが根っからの映像人だからでしょう。 ポランスキーの
映画は面白い。それはもう、アンダーラインつきで保証します。しかし、見終って「ああ面白かった」と
気分爽快に映画館を出ることはできません。 映画は(何も映画と限ってはいませんが)ハッピーエンドか、
でなければ悲劇で終るものだと素朴に考えている人が、ポランスキーの映画を見たら、きっと当惑して
しまうことでしょう。「こんな終り方ってあるか!」と文句を言うかもしれない。 映画にカタルシスを
求める客へ、ポランスキーはいつも冷水を浴びせます。第一作『水の中のナイフ』からしてそうでした。
〜〜こうして見て来ると、ポランスキーは、自分の映画を、常にハッピーエンドとも悲劇ともつかぬ、
中途半端な形で終らせていることが分ります。 価値観の逆転、モラルの崩壊……。ポランスキーの映画が、
例えどの時代の物語であっても常に〈現代〉を感じさせるのは、確固たる拠り所を持たないニヒリズムの
影が漂うそのラスト・シーンゆえだと言ってもいいのではないかと思います。〜》 私は1995年までの
7本だけ鑑賞。『水の中〜』、『反撥』、『マクベス』等は未見。私の現時点でのベストは『死と処女(おとめ)』。>>422

482 :名無シネマさん:2019/07/28(日) 08:02:11.49 ID:SigInCmA.net
長谷部安春(1932−2009)監督のフィルモグラフィー。5本だけビデオで観た。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=116569
古い順から『俺にさわると危ないぜ』(66)、『みな殺しの拳銃』(67)、
『縄張(しま)はもらった』(68)、『野獣を消せ』(69)、『化石の荒野』(82)。
『俺に〜』『化石〜』以外が未DVD化。私が面白かったのは、現在でも>>2
書いたのと同じく『俺にさわると危ないぜ』と『野獣を消せ』の2本。
https://www.dailymotion.com/video/x3a3g23
↑『俺に〜』予告。都筑道夫(1929−2003)の小説(未読)が原作で、さすがに
現在では古臭いが、遊び心があって楽しい娯楽作です。都筑の映画化では
↓『殺人狂時代』(67)がカルトとして有名。都筑原作はこの2本だけ観ました。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=87911
https://www.youtube.com/watch?v=JmT1qMEnV9k
↑『殺人狂〜』の低画質予告。『野獣を消せ』は現在でも見応えのある力作。
『皆殺しのスキャット』(70)という『野獣〜』の渡哲也みたいに松方弘樹が
アメリカ帰りのプロハンター?役の↓映画は昔に観た。凡作だった(未DVD化)。
https://www.kadokawa-pictures.jp/official/42544/

483 :名無シネマさん:2019/07/28(日) 08:33:26.58 ID:SigInCmA.net
★「ジャンル別◯◯映画」の私的BEST★に追加 >>461

●イケメン細マッチョ俳優マルク・ポレル(1949−1983)の「主演」映画2本。
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/823
https://i.ebayimg.com/images/i/301834441467-0-1/s-l1000.jpg

●大好きな「イタリア産娯楽映画」の旧作4本 >>188 >>54 >>172
※『ミスター・ノーボディ』は『ベストテンなんかぶっとばせ!!』(1998年) で
山本直樹氏が選出していて初めて知り観た。4本とも「好き嫌いが分かれる」映画。

●劇作家ハロルド・ピンター(1930−2008)「脚本」の映画 >>173

●蛭子能収【私が今まで観た映画ベスト10】 >>238

●「女が主役(=探偵役)」のハードボイルド?映画(洋画) >>301

484 :名無シネマさん:2019/08/04(日) 07:46:03.07 ID:BS8iiQOq.net
黒澤明『生きる』(1952)。志村喬の名演。佳作か秀作か。前半までなら文句無しの傑作。>>398 >>412-413
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=135812
https://www.youtube.com/watch?v=mfJmVgZdlYU
↑予告。後半に失速。主人公の市民課の課長が変貌した「理由」は、前半を観た観客には
わかりきったことなので、通夜での説明的なパートは必要であっても長すぎて辛い。観る
前は「ベチャベチャしたお涙頂戴映画」を想定していたが違いました。飲み屋で出会う
「無頼派?作家(伊藤雄之助)」と「堅物課長(志村喬)」とのエピソードは、私には、まんま
「ダスティン・ホフマン」と「ジョン・ヴォイト」の『真夜中のカーボーイ』だった(BL?)。
カウボーイハットならぬソフト帽を被った「真夜中のオールドカウボーイ」二人が豪遊し
キャデラック?で移動している途中に車を止めさせ降りる志村喬。離れた所で志村を心配
する伊藤雄之助。二人が無言で見つめ合うシーンの素晴らしさたるや。市役所を1年半で
辞めオモチャ工場に転職する高卒?の「小田切とよ(小田切みき)」も大変素晴らしかった。
『となりのトトロ』に出てきそうな、宮崎駿が好きそうな、真っすぐな「お転婆少女」が
そのまま成長したような性格。表情もアニメみたいに大げさ・多彩で「じじぃ殺し」?な
愛嬌がMAX。「自分より下に見ていた〈いまを生きる〉若い女」の率直で大胆・奔放な
バイタリティに影響され蘇生する瀕死のオッサン、という図式は相米監督・石井隆脚本の
『ラブホテル』にも見られ、ありきたり?だが、感動的。この二つのエピソードだけで大満足。

485 :名無シネマさん:2019/08/04(日) 07:55:56.42 ID:BS8iiQOq.net
●↓フジ系『世にも奇妙な物語』1991年8月放送「告白パーティー」のあらすじ。
https://www.fujitv.co.jp/kimyo/089-142.html#num132
《古ぼけたパーティーハウスで女子会を楽しむ、女子大生の純子(中山忍)、
香織(河合美智子)、昌代(白島靖代)、恵美(鈴木聖子)。やがて4人は、
誰にも言えない秘密を告白し合うことにする。「実はエスパーなの」、「実は
彼の眼球をくりぬいて持っているの」、「実は宇宙人で…」などと、それぞれが、
とんでもない告白を続けていく。そして、最後は純子の番になったのだが…。》
●↓大友克洋の短篇「宇宙パトロール・シゲマ」作品解説(※「漫キン」というサイト)。
《暇を持て余してボロアパートで麻雀をやっている貧乏学生4人。そのうち
自分の秘密を打ち明けるという話の流れになり…。3人は実は宇宙人。残る
1人は宇宙パトロール!?日常が非日常が交差する、大友克洋の不条理劇。》
⇒「告白パーティー」は偶然リアルタイムで観ていた。「性別」は違うが「シゲマ」に
似た設定だな〜と感じていたら最後の方までソックリだったので、『あ、これは
原作か原案が「シゲマ」なんだな』と思い、エンドロールのクレジットに作品名や
大友克洋の名前が出てくるのを待っていたが全く一文字も無く完全スルーで驚いた。
私は無教養なので似た設定の寓話か何かが昔からあるのかも。百物語とか??

486 :名無シネマさん:2019/08/04(日) 08:22:30.08 ID:BS8iiQOq.net
薬師丸ひろ子主演、相米慎二監督の初代『セーラー服と機関銃』に自己レス>>469

勝手に渡瀬恒彦(1944−2017)「出演映画」の個人的な偏愛作BEST3を挙げると
『セーラー服と機関銃』(81)、『戦国自衛隊』(79)、『私設銀座警察』(73)となる。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=116120
↑「出演映画」は、わずかに10本、うち「主演」している映画は5本だけ観ましたが、
上記3本が私選「BESTキャラ」。『私設銀座警察』の渡瀬恒彦(弟)と『仁義の墓場』の
渡哲也(兄) の兄弟コンビは最凶。男として一番惚れるのは『セーラー服〜』の恒彦。
観ている「主演作」5本は、『学生(せいがく)やくざ』(74)、『唐獅子警察』(74)、
『暴走パニック 大激突』(76)、『化石の荒野』(82)、そして『鉄と鉛』(97)。
評価の高い主演作『狂った野獣』(1976)はTVで少し観ただけなのでカウントせず。
未DVD化関連では主演映画の『一杯のかけそば』(1992)の100円の中古ビデオが
ずっと売れ残っていたが店が取り扱いを急に止め撤去(廃棄?)。観る気は無かったけど。
https://www.buyuru.com/item_824748_1.html
「主演作」の中では、個人的な好みとは少しズレますが『鉄と鉛』(↓予告)がBEST。
https://www.youtube.com/watch?v=pMCFNqWFoIk

487 :名無シネマさん:2019/08/11(日) 07:19:28.60 ID:PntBysl9.net
漫画家・宮谷一彦(1945−)のWiki。全共闘世代、団塊世代の一部マニアに人気? >>90 >>187 >>237
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E8%B0%B7%E4%B8%80%E5%BD%A6
↑《先進的な漫画技法と文学的な作風によって1960年代後半から1970年代前半に
かけてカリスマ的な人気を博した》 マンガ評論が柱の一つの呉智英(1946−)は、
確か『自分が大学3年の時に宮谷に熱狂する連中がいたが見事に1年ばかりだった。
あの時期の2歳差は大きい』と何かの対談で「否定的に」宮谷について語っていた。
宮谷一彦は1967年にデビュー。初期の頃は当時の風俗を取り込んだ【青春漫画】が
斬新で人気だったようですが、その時代を経験していない私には特別な郷愁は無いし、
絵柄はデッサンが狂っているのか、バランスが悪いのか、宮谷の描く顔や人体像への
「気持ち悪さ」が先に来て、ユニークなものもあるが、良いと思える作品は少ない。
私の「短篇漫画BEST4」は、冒険劇画(≒冒険小説)、ポリティカルスリラー、社会派
ノワールとでも表現できそうな、@『青春相続人』(61P)、A『ダビデの眠る日』(76P)、
B『標的よさらば』(46P)、C『影のコマンダー』(116P)の4作。@は『青春相続人』、
ABCは『ダビデの眠る日』に収録。出版社は昔の青林堂。「短篇漫画BEST10」>>228
@を入れたい。宮谷の作品には青臭い【青春漫画】や、ニヒリズム・ナルシシズム・
テロリズム等に傾いた【陰鬱系】があるが、この4作品は宮谷特有の「歪(いびつ)さ」、
「過剰さ」を残したまま職人的で成熟した完成度を誇る傑作。絵は緻密で暑苦しい。

488 :名無シネマさん:2019/08/11(日) 07:28:36.57 ID:PntBysl9.net
漫画専門古書店「まんだらけ」の通販サイトで取り扱っている宮谷一彦の単行本リスト。>>487
https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/list?categoryCode=11&keyword=%E5%AE%AE%E8%B0%B7%E4%B8%80%E5%BD%A6
↑『スーパーバイキング』と『ライク ア ローリング ストーン』の2冊だけ未所有・未読。
『性蝕記』は「虫プロ」版、『肉弾時代』は「廣済堂」版を所有。他の単行本は全部読んだ。
『マンガゾンビ』(1997年)の宇田川岳夫によると、宮谷と《同時代のインテリ青年の共通の
教養として、大江(※健三郎)、三島(※由紀夫)、五木(※寛之)、大藪(※春彦)といった文学や
コルトレーンやストーンズといった音楽があったのは当然〜》らしく、無教養な私は名前ぐらい
しか知らないそれらの影響を受けているらしい。自分が傑作だと思う短篇4作品『青春相続人』、
『ダビデの眠る日』、『標的よさらば』、『影のコマンダー』は、【青春漫画】が多い1960年代
後半のものではなく、絵柄も荒さと病的?な書き込みが同居する1974〜76年の作品。手塚治虫にも
『悪魔の開幕』(1973年)、『鉄の旋律』(1974〜75年)等の政治スリラー、社会派ノワールの短篇
作品がある。当時の流行でしょうか。手塚の作品はもちろん面白いですし、関川夏央が原作の
劇画(作画:松森正/谷口ジロー)にも似た傾向の短篇作品はありますが、私はこのジャンルでは
宮谷が突出していると思います。散弾銃?で吹き飛ぶ顔面とか人体破壊の描写が迫力。宮谷で一番
つまらないのが『肉弾時代』。『青春相続人』は、リー・マーヴィンやチャールズ・ブロンソンが
主演の『ホワイト・バッファロー』(77)、『デス・ハント』(81)に設定が似た「冒険劇画」の傑作。
呉智英は「奇妙に歪んだ過剰な」作品を「馬鹿(※バロックと読む)」と呼ぶ。宮谷はバロック。

489 :名無シネマさん:2019/08/11(日) 07:51:14.39 ID:PntBysl9.net
【「世紀の発見」を盗まれる恐怖におびえる〈天才ユダヤ人〉の映画】。いつもの「こじつけ」。
●『Π(パイ)』(1998) は秀作。監督・脚本はユダヤ系のダーレン・アロノフスキー。>>50
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=85132
《〜ある日、コンピュータが暴走し数字の塊を吐き出したが、その数字をめぐって
マックスは株式コントロールを企むマフィアと、ユダヤの秘密結社から狙われることに
なる……。》 最後に主人公は自らの手で『アルジャーノンに花束を』のチャーリーのように。
●未DVD化のTV映画『ウォーターエンジン/アメリカ帝国の陰謀』(1992)。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=28906
《〜チャールズはシカゴを拠点にする研究者で、ついに水を燃料とするエンジンの
開発に成功する。だが、その発明に目をつけた国家権力や巨大企業が、設計図を
狙いはじめた。〜》 脚本がユダヤ系の劇作家デヴィッド・マメット>>441。まあまあかな。
●漫画では手塚治虫の傑作『処刑は3時におわった』(1968年)。「世紀の発見」を盗まれるが…。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/196.html
《ナチス捕虜収容所配属将校のレーバー中尉は、戦犯として銃殺の刑場に縛られながら
落ち着き払っていた。ユダヤ人の科学者ドクトル・フロッシュを殺して奪った「時間延長剤」の
力でこの場を逃れられる自信があったからだ。》 有名な天才ユダヤ人の脳は死後に盗まれた。>>91
ハリウッドとユダヤ人の結びつきは『異人たちのハリウッド』(1989年)で知りました。

490 :名無シネマさん:2019/08/11(日) 08:11:46.00 ID:PntBysl9.net
●『ウルフェン』(1981)の予告篇。雰囲気が一級品の渋くて好きな映画。
https://www.youtube.com/watch?v=L46RneepoxQ

●マイケル・マン監督作品に対する「8分弱」のトリビュート動画。>>189
https://vimeo.com/202577671

●『アメリカン・グラフィティ』(1973)のファンメイド予告。
https://vimeo.com/333637291

●『スタンドバイミー』の高画質予告篇。
https://www.youtube.com/watch?v=Y8vz3tguoE0

●『子供たちをよろしく』(1984)の予告篇。 >>458
https://www.youtube.com/watch?v=KO_kQjkFI88

●『死と処女(おとめ)』(1994) の予告篇。 >>481
https://www.youtube.com/watch?v=MxR1pHaMpcY

491 :名無シネマさん:2019/08/18(日) 07:41:04.48 ID:LmiiOkSE.net
夢枕獏(ゆめまくら・ばく/1951−)の『ガキのころから漫画まんがマンガ』(1987年)。
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1043495491
未「電書」化。私はこの方の小説は1冊も読んでいません。友人3人(男2/女1)と共に
夢枕氏が大好きな漫画作品について語った「座談」集。『孔雀王』が有名な漫画家の
荻野真(1959−2019)は、『孔雀王』第1巻の「あとがき」で、強く影響を受けた作家として
夢枕氏への謝辞を書いていたと思います。『孔雀王』は初期の頃(「十二神将」あたり)まで
しか読んでいませんが大好きだった。↓ネットから拝借した珍しい帯付きの本書の書影。
https://pbs.twimg.com/media/Dgn3VA-UYAASH4h.jpg
「第二章 やはりどうしても結局手塚治虫なのだった」で『火の鳥』、『きりひと讃歌』、
『シュマリ』、短篇集『空気の底』、傑作短篇『安達が原』(>>228)などについて語っている。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/397.html
夢枕氏の一番は『火の鳥』、中でも↑「鳳凰編」が最も好きらしい。『火の鳥』は私は未読
ですが、それ以外は大好きな作品。未読の↓『夢枕獏 少女マンガ館』(1992年/文春文庫)。
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/01/280/0101047280/01010472800.jpg
『少年少女マンガベスト100』(1992年/〃)の最新版を希望。↓名著『一億人の手塚治虫』>>73
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1076164309

492 :名無シネマさん:2019/08/18(日) 07:51:46.63 ID:LmiiOkSE.net
英国人監督ジョン・ブアマン(1933−)のフィルモグラフィー。「監督」作品は7本だけ観た。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=6851
私のAランクは『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(1967)と『脱出』(1972)の2本。
Bランクの作品が『太平洋の地獄』(1968)、『テイラー・オブ・パナマ』(2001) >>437
『未来惑星ザルドス』(1974)。Cが『ジェネラル 天国は血の匂い』(1998)と『エメラルド・
フォレスト』(1985)。『ジェネラル』だけ未DVD化。男たちの譲れない【縄張り争い】と
「やられたらやり返せ」の【闘争本能】が主題?の映画として『脱出(Deliverance)』はトップ
レベル。未見の『ロリ・マドンナ戦争』(73)も同類??。『サザン・コンフォート』(81) と
『コンバット 恐怖の人間狩り』(76)には同種の作品らしい鬱々とした不快な緊張感が漲る。
後者の2本は町山氏のブログで知った。領土問題から煽り運転、「肩がぶつかった」まで。>>474
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=8272
↑沈鬱な『コンバット〜』は未DVD化。「やられたら、やり返せ」が徐々にエスカレート。
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2010/10/4.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=RCUinfpORNI
↑フランス語の予告。原作(未読)はダグラス・フェアベアン『銃撃!』。↓5ページ目で言及。
https://books.bunshun.jp/articles/-/4217?page=5

493 :名無シネマさん:2019/08/18(日) 08:04:12.41 ID:LmiiOkSE.net
●『脱出』(1972)予告。原作(未読)はジェイムズ・ディッキー『救い出される』(※旧『わが心の川』) >>492
https://www.youtube.com/watch?v=ZrA1RC96LyY
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14045
https://www.shinchosha.co.jp/book/220071/
●『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(1967)の予告。「悪党パーカー」もの(未読)。
https://www.youtube.com/watch?v=fyy4BkXhpkc
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=8199
●『サザン・コンフォート』(19681)の予告。キャラが濃い。面白くて不気味。
https://www.youtube.com/watch?v=rhuheuyD9Zs
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=20384
●『ロリ・マドンナ戦争』(1973)の予告。「復刻シネマライブラリー」でDVD化。
https://www.dailymotion.com/video/x543zwp
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25857
●『アラモベイ』(1985)の予告。佳作。未DVD化。
https://www.imdb.com/title/tt0088689/videoplayer/vi4170431257
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1390

494 :名無シネマさん:2019/08/18(日) 08:22:55.71 ID:LmiiOkSE.net
私にとって面白かった〈吸血鬼映画〉の暫定的「トップ4」+1。

●『ニア・ダーク/月夜の出来事』(1987) ※吸血軍団が「漫画的」でカッコいい >>438
https://www.rottentomatoes.com/m/1014793_near_dark

●『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008/スウェーデン) >>445
https://www.rottentomatoes.com/m/let_the_right_one_in

●『ロマン・ポランスキーの吸血鬼』(1967/英+米) ※ホラーコメディ >>473
https://www.imdb.com/title/tt0061655/reviews

●『ナイトフライヤー』(1997/米+伊/↓予告) ※スティーヴン・キング原作 >>52
https://www.youtube.com/watch?v=Gz3OyI91RoY
https://www.imdb.com/title/tt0119784/reviews

短篇『赤い海』(つのだじろう)は和製〈吸血鬼〉漫画の傑作。『亡霊学級』に収録。>>228

495 :名無シネマさん:2019/08/25(日) 07:38:35.44 ID:vyFyw94F.net
「80年代SEXY俳優」ミッキー・ローク(1952−)の作品群。「猫パンチ」で失速。顔も別人に。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=30304
「主演作」は1995年までの10本を観ています。私が勝手に選ぶ「主演映画BEST3」は、
『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1985)>>240、未DVD化の『ハード・ブレット/仁義
なき銃弾』(1996) >>78、『エンゼル・ハート』(1987)。他に観ている主演作7本は古い順に
『ロサンゼルス美女連続殺人』、『ランブルフィッシュ』、『バーフライ』、『死にゆく者への
祈り』、『ジョニー・ハンサム』、『ホワイト・サンズ』、『ラスト・アウトロー』>>255
『レスラー』(2008)未見。「脇役」は4本鑑賞。「BEST助演」はエドワード・バンカー原作、
スティーヴ・ブシェミ監督の刑務所モノ『アニマル・ファクトリー』(2000)の「ちょい役」。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=28683
https://www.youtube.com/watch?v=KMOKJw2Z880
↑『ハード・ブレット』の解説と予告。カタルシスの無いカタルシスが味わえる偏愛作品。
↓『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』イタリア版予告。中国系マフィアVS白人レイシスト刑事。
https://www.youtube.com/watch?v=LPdxUYUvwa4
ガンマニア?の小峯隆生氏が監督のマイケル・チミノに手と顔面を貫通する弾着を尋ねると
監督が喜んで答えていた(※1996年の著書)。↓『エンゼル・ハート』予告。私立探偵もの。
https://www.youtube.com/watch?v=Z9F2xAS20RA

496 :名無シネマさん:2019/08/25(日) 08:03:52.01 ID:vyFyw94F.net
快作『探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!』(1982)。ミッキー・スピレイン『裁くのは俺だ』の二度目の映画化。>>264
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14350
原作未読。↓私の昔の関連投稿。懐かしい「永井豪」の作風を私は本作に感じた。特に『無頼・ザ・キッド』。
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/54
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/496
↓渥美夏樹という人の『探偵マイク・ハマー』評。『このビデオを見ろ! 第2集 アクション篇』(1989年) 収録。
《〜この映画はいわずと知れたミッキー・スピレーンの『探偵マイク・ハマー』シリーズのデビュー作の
現代風アレンジ版である。マイク・ハマーといえばアメリカではタフでハードな男の代名詞、[〜]。
ハードボイルド小説の映画化の場合その作品はなにかと情緒的になりがちである。だが、マイク・ハマーは、
チャンドラーやハメットの探偵たちとはあきらかに違う。M・スピレーンの世界。そういう意味では
ストーリーのアレンジや、時代設定はハチャメチャだが、数あるマイク・ハマーもののなかでも情緒も
へったくれもなく、ただただタフでハードでエッチというところが、いちばんM・スピレーンの世界に
忠実といえるのではないかと思えてしまう。それくらいこの作品のマイク・ハマーは下品でタフなのだ。》
https://img.mandarake.co.jp/aucimg/5/9/8/5/0000725985.jpeg
↑『無頼・ザ・キッド』は古本で第1巻を小3の時に読んだきり。画像は1巻に収録のヌーディストビーチで
起こった銃殺事件(※全員裸なのに)をキッドが解決する話。『無頼〜』は銃の所有が解禁され決闘が頻発する物騒な
近未来の日本が舞台。「永井豪」は私にとって【エロとバイオレンス】を子供に密輸した感謝すべき極悪人。

497 :名無シネマさん:2019/08/25(日) 08:06:27.43 ID:vyFyw94F.net
鬼塚大輔の『探偵マイク・ハマー』(1982)評。『活劇帝王70’s マグナム・アクション映画列伝』(1999年)より。>>496
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1084722560
《ズバリ、タイトルの示す通り、ミッキー・スピレーンの傑作ハードボイルド小説『裁くのは俺だ』の
映画化。ところがシナリオを書いたのがハリウッドの異才ラリー・コーエンだからただでは済まない。
[〜]大陰謀映画を撮るつもりだったらしい。[〜]しかしながら幸いにも(?)コーエンは撮影開始直後に
解雇され、代わりに雇われたのが政治色ゼロ、娯楽映画をきっちり撮るのが身上の職人リチャード・T・
ヘフロンだったのが、この作品の運命を決定づけた。出来上がったのは、ストーリーの辻褄は全く合って
いないものの、しかし一つ一つのアクション・シーンのテンションだけは異常に高いという、いわば活劇
カーニバルなのだ。〜〜とはいえ、この作品の魅力はなんといってもアクション・シークェンスの数々だ。
これにはヘフロン監督のみならず、第二班監督を務めたスタントの職人ドン・パイクの功績も大きいはず。
〜〜こういったイキのよすぎるアクション・シークェンスの数々を彩るのがビル・コンティによるスコアだ。
これほどアクション・シーンを際立たせる音楽というのは滅多にない。ジャジーでスピーディー、そして
いささかお下劣な(ホメ言葉)メロディーが活劇場面にピタリと寄り添って効果を高めているのだ。〜スピレーン
原作なのにハードボイルドにはならず、コーエンがクビになったので陰謀映画にもなりきれず、もう一歩
行けば完全にポルノ映画(〜)になる一歩手前で踏みとどまり、なんだかわけの分からない作品となってしまった
のが『探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!』だ! この作品に残されているのはやけっぱちのエネルギーのみ。
結果として、世にも珍しい純粋活劇になぜだかなってしまった掟破りの作品。〜》 ←本書は愛を感じる好著。

498 :名無シネマさん:2019/08/25(日) 08:22:46.10 ID:vyFyw94F.net
●私的な【俳優主演作BEST◯】● ※主要作品でも「見逃し」だらけ >>419

☆ウィリアム・ピーターセン(1953−)
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/562

☆レイ・リオッタ(1954−) >>57 >>160

★ベン・ギャザラ(1930−2012) >>147

☆ブライアン・デネヒー(1934−) >>190

★内田裕也(1939−2019) >>210

☆ジョー・ペシ(1943−) >>227

499 :名無シネマさん:2019/09/01(日) 08:39:52.85 ID:YyWvuzUR.net
【エロとバイオレンス】の(少年漫画界への)スマグラー「永井豪(1945−)」へ自己レス。>>496
私的な長編漫画BEST3は穏当なところで『デビルマン』、『手天童子』、『マジンガーZ』の
3作品。特別枠で『けっこう仮面』。全部後追いで、10代の頃に古本屋で買い集めたもの。
この反応もベタですが、『デビルマン』は再放送のアニメを時々観ていたぐらいだったので
全く異なる過激な漫画版にはショックを受けた。↓本作だけは何十年先でも読み継がれてほしい。
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/256/0100272256/010027225635.jpg
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/256/0100272256/010027225640.jpg
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/256/0100272256/010027225641.jpg
『あばしり一家』、『ハレンチ学園』、『バイオレンスジャック』、『オモライくん』等は未読。
↓『けっこう仮面』は幼児的?なエロと毎話のオチの「◯◯先生ゴメンナサイ」が好きすぎた。
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/628/0100157628/01001576287.jpg
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/628/0100157628/01001576288.jpg
快作『パシフィック・リム』(2013)の「毎回が死闘」には漫画版の『マジンガーZ』を思い出す。
短篇なら『真夜中の戦士』、『ススムちゃん大ショック』(>>228)。バカバカしいギャグ漫画は
単行本未収録作が多い?『永井豪漫画大全集』(全3巻/大陸書房)の1巻で読んだ『ゴルゴ13』の
パロディ『ゴルゴ17 18 19(ハイティーン)』が秀逸。『豪ちゃん爆発8秒前』(広済堂)は持ってた。
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1092432834

500 :名無シネマさん:2019/09/01(日) 08:55:35.82 ID:YyWvuzUR.net
俳優マーティン・シーン(1940−)のフィルモグラフィー。主演作は8本だけ観ました。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=17872
普通に主演作BEST3を選ぶとなると『地獄の黙示録』(79)、『地獄の逃避行』(73)、
『デッドゾーン』(83)となり、3本とも好きですし素晴らしい映画だと思いますが
面白味に欠けるので、「プランB」でBEST3を選ぶと、TV映画『ガーディアン』(84)、
『da/ゴーストになったパパ』(88)、『エニグマ奇襲指令』(82)>>212となります。
3本とも「未DVD化の佳作」といった感じ。↓『ガーディアン』が特に私の好み。
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1363762024/59
『ガーディアン』の「ルイス・ゴセットJr」は『トレーニング デイ』(2001)>>272
「デンゼル・ワシントン」ぐらいミステリアスでカリスマがあり不気味。M・シーンが
ルイス・ゴセットJrの自宅を深夜に訪ねる終盤のアノ場面が最高。治安が悪い地区で
黒人のストリートギャング達にM・シーンが囲まれるアノ痺れる名場面。↓予告篇。
https://www.youtube.com/watch?v=A2NlBW-c-sY
男たちだけの同窓会もの『栄光の季節』(82)という舞台劇の映画化も未DVD化です。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2703
https://www.youtube.com/watch?v=CzFd7yXjZVw
↑予告。好意的に評価すれば佳作。集合写真の合言葉は『クンニリングス!』(←アホ)。

501 :名無シネマさん:2019/09/01(日) 09:18:19.76 ID:YyWvuzUR.net
●小鷹信光による「ミッキー・スピレイン(1918−2006)」略伝。『ハードボイルドの探偵たち』(1979年)より。>>496 >>497
《スピレイン=マイク・ハマーの名前に接すると、いまでも胃のあたりが鈍器で殴りつけられたように
うずくのは、ある時期、アメリカのハードボイルド小説をペイパーバック本で読みふけった人種に
共通する後遺症のようなものかもしれない。一九四七年刊の第一作『裁くのは俺だ』にはじまる
スピレインの初期七作(一九五二年刊の『燃える接吻』まで)が、赤狩りと朝鮮戦争勃発の五十年代
はじめのアメリカの世相を反映して驚異的なベストセラーとなった事実は、さまざまな後遺症とともに、
アメリカ社会史の〈血と暴力とサディズム〉の一ページに鮮烈に刻まれることになった。〜〜》
●スピレインが生んだ「マイク・ハマー」という小説キャラクターの紹介(P.60)。同書における権田萬治の文章。
《〜〜『裁くのは俺だ』以来十一の長篇で私立探偵として活躍するこの男は、戦争中二年間にわたって
密林の泥沼の中で戦った体験を持つ戦中派。今はニューヨーク三番街のハッカード・ビルに二間続きの
事務所を持つ私立探偵だが、法の無力さを身をもって感じ取っている。「法律はすばらしいよ。ところが
今度は俺が法律だ」というかれは、愛用の・四十五口径のGIコルトで犯人を情容赦なく殺してしまう。
正義の使徒をもって任じる愛国者で、猛烈な“赤”ぎらい。共産主義者は殺すべきだという物騒な主張を
持っている。ただ、一〇〇万ドルの脚を持つ美人秘書ヴェルダにだけは頭が上がらないのだからふしぎと
いえばふしぎである。》 「M・スピレイン」は「R・チャンドラー/D・ハメット/R・マクドナルド」
等の【正統派】より劣る?【通俗ハードボイルド】と呼ばれるらしい。鏡明(1948−)は一人で擁護してるが。
田村隆一(1923−1998)は「劇画小説」、低俗なエロ・グロのパルプ小説(パルプフィクション!)作家と書く。

502 :名無シネマさん:2019/09/01(日) 09:29:42.64 ID:YyWvuzUR.net
川本三郎氏の「ビデオとの遭遇」の続き。『映画をめぐる冒険』(1985年)の【あとがき】。>>401 >>479
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/683/0100312683/01003126833.jpg
《〜〜ビデオ・マニアの“異常な愛情”を描いた『ヴィデオドローム』の監督デヴィッド・
クローネンバーグは六月の東京国際映画祭で来日したとき、こんなことをいっていた。
「『ヴィデオドローム』は北アメリカでは、劇場での上映よりもビデオ・カセットや
有線放送で成功した作品です。その理由は、内容が非常に複雑であったために、何回か
繰返して見た方が理解が深まるからです。この意味では不思議とビデオは映画を見る
よりも、本を読むことに似ています。見る側で、内容をより良く理解するためのコント
ロールができるからです」 なるほど「映画を見る」のに対し「ビデオを読む」という
関係があるのかもしれない。ビデオ向きの映画とそうでないものがあることも確かだ。
シドニー・ルメットの『十二人の怒れる男』はビデオで見ても面白いが、ペキンパーの
『ワイルドバンチ』はビデオでは無理だ。『禁断の惑星』はビデオでも面白いが、タル
コフスキーの『惑星ソラリス』は絶対に映画館で見たい。〜〜ただ「映画評論家」としては
ビデオ時代は受難の時代でもある。こうビデオが普及してしまってどんな映画でも誰でも
見られるようになってしまっては、もうプロとアマの差などなくなってしまうからだ。
いやホラーやスプラッターのジャンルでは、なまじの「映画評論家」よりもマニアックな
若いファンのほうがよほどくわしい。〜〜》 『映画をめぐる冒険 2』を是非読みたい。

503 :名無シネマさん:2019/09/08(日) 08:10:26.71 ID:mNvI10ah.net
好き勝手に選ぶ【青春映画(洋画)BEST10】。「青臭い、痛い、みっともない」のが好み。※順位無し。

・『ブレックファスト・クラブ』(1985) ※古典?のジョン・ヒューズ(1950−2009)作品は3本だけ観た。
・『さらば青春の光』(1979/英) ※『AKIRA』(88)との共通点は過去に妄想済み。>>30
・『青春群像』(1953/伊+仏) ※30代無職の「のらくら者」達。藤子不二雄(A)氏のお気に入り。>>194
・『リミット 加速する狂気』(1994/豪) 【未DVD化】 ※ジェフリー・ライト(1959−)監督。>>101
・『カップルズ』(1996/台湾) ※エドワード・ヤン(1947−2007)監督。『クーリンチェ〜』(91)は未見。
・『ヘザース ベロニカの熱い日』(1988) ※私は『エレファント』(2003)よりコッチ。「図書委員」の女子は除く。
・『ベイビー・イッツ・ユー』(1983) ※ジョン・セイルズ(1950−)監督。苦(にが)くて切(せつ)ない。
・『大人になれば…』(1966)>>69 ※コッポラ監督。キムタクも好きな『アウトサイダー』(83)でも可。
・『ナタリーの朝』(1969) 【未DVD化】 ※本作のチョイ役でアル・パチーノ(1940−)が映画デビュー。 
・『子供たちをよろしく』(1984) 【未DVD化】 ※又はケン・ローチ監督『Sweet Sixteen』(2002)。>>18

『早春(Deep End)』(70)>>192、『ナポレオン・ダイナマイト(バス男)』(2004)、『トレインスポッティング』(96)、
『ゴーストワールド』(2001)、『クルーレス』(95)等や最近の映画は未見。『アメリカン グラフィティ』(73)を
外して「毒」のある『ヘザース』や『リミット』を入れた。『あの頃ペニー・レインと』(2000) 、『ザ・コミット
メンツ』(91)は「音楽映画」枠。『地獄の逃避行』(73)、『傷だらけの挽歌』(71)>>287も「青春」要素アリ!?。

504 :名無シネマさん:2019/09/08(日) 08:41:28.21 ID:mNvI10ah.net
独断で選ぶ【青春映画(洋画)BEST10】の補足。>>503 「アメリカン・ニューシネマ」は全体が青春映画っぽい。

「青春映画」に含まれそうな古い映画を羅列。『10代前半(未満)が主役』だと「ノスタルジー(郷愁)映画」か。
【西部劇】⇒『スパイクス ギャング』(74)、『夕陽の群盗』(72[※])、『男の出発(たびだち)』(72[※])、
『ウエスタン・ロック ザカライヤ』(71)。【アーバン(都会の青春)系】⇒『リアリティ・バイツ』(94[※])、
『再会の街 ブライトライツ・ビッグシティ』(88)>>337。【コメディ系】⇒『突撃!O.C.とスティッグス/
お笑い黙示録』(85)、『やぶれかぶれ一発勝負!!』(85[※])。【学園もの】⇒『天才アカデミー』(85)、
『いまを生きる』(89)>>48。[※]は未見。『ボーイズ’ン・ザ・フッド』(91)>>426、『憎しみ』(95)>>201は必見。
『ワン・オン・ワン』(77)や未ソフト化の↓『輝け!ミス・ヤング・アメリカ』(75)は瑞々しい良作だと思います。
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/288
スコセッシ監督の習作↓『ドアをノックするのは誰?』(67)のクリップ。『鏡の国の戦争』(69)>>436も青春映画。
https://www.youtube.com/watch?v=Em48Jar8UKI
↓「陰(かげ)のある青春映画」と「10代女子が主役の映画」。不恰好な『バタフライ・キス』(95)も追加しよう。
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/752
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/82
デニス・ホッパー(1936−2010)監督・劇場未公開の↓『アウト・オブ・ブルー』(80)>>414は絶対に外せない。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352

505 :名無シネマさん:2019/09/08(日) 08:51:40.58 ID:mNvI10ah.net
ユダヤ系アメリカ人「ヘンリー・スレッサー(1927−2002)」のフィルモグラフィー。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=11976
「推理作家、脚本家、コピーライター」で《星新一に多大な影響を与えた》人物らしい。
脚本で参加の映画は低評価が多いようだ。和田唱の父であり、平野レミの夫で映画通の
「和田誠(1936−)」が監督(未見)した『快盗ルビイ』(1988/↓予告)の原作者でもある。
https://www.youtube.com/watch?v=aXSdBYQE7iQ
脚本を書いた『モルグ街の殺人』(71)、『冷たい夜は死の匂い』(95)の2本だけ観ています。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=27583
↑酷評されている『冷たい夜〜』は、私も残念な出来に大きく失望しました。未DVD化。
https://www.buyuru.com/item_719879_1.html
↑ジャケットは雰囲気があったんだけど。『モルグ街〜』はエドガー・アラン・ポーの
原作(未読)に『オペラ座の怪人』をミックスした珍解釈。駄作という評価が妥当?でしょうが
それなりに飽きずに観れた。当時流行した?幻想的で意味ありげな場面が印象にあります。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=23613
https://www.youtube.com/watch?v=qUtxjkUS0qY
↑予告。硫酸を顔にかけられて死ぬのかは知りませんが、本作では必ず死ぬ。未DVD化。
胡散臭いアジア式の復活法だか呼吸法だかが登場するインチキ臭いB級映画でした。

506 :名無シネマさん:2019/09/08(日) 09:05:16.87 ID:mNvI10ah.net
日活(にっかつ)出身の「昭和の鬼監督」?二名の〈特殊な演出や残酷な人格〉が一部で話題に!?
★相米慎二(1948−2001)篇。>>469 >>463 ※「前田日明」と「武藤敬司」のトークバトル。
http://battle-news.com/?p=52242
《前田「それで色んな人が『どうだった?どうだった?』って聞いたら、相米慎二って監督が
メチャメチャ性格悪くて、武藤とか出演者全員怒鳴り散らされるんだって。それで武藤も
ブチ切れてて、『ああ、出なくてよかった』って(笑)」》 ←『光る女』(87)撮影時の裏話。

★浦山桐郎(1930−1985)篇。>>131 ※女優「小林トシ江」×映画監督「原一男」の対談。
http://dig-mov.net/pg179.html
http://dig-mov.net/pg180.html
《小林:浦さん(浦山桐郎監督の愛称)のダメ出しは「違う」しかないんですよ。》

鬼監督?変態監督?の肖像が描かれた映画は、寡作なリチャード・ラッシュ(1929−)が監督した
↓未DVD化の怪作『スタントマン』(1980)だけは知っています。海外では何故か高評価。>>252 >>21
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11895
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2011/10/026.jpg
「変人監督」ピーター・オトゥール、「逃亡犯のスタントマン」スティーヴ・レイルズバック。

507 :名無シネマさん:2019/09/15(日) 07:45:00.28 ID:hDLIOI8h.net
↓アリタ・ノートン(1942−)>>143、「初代ワンダーウーマン」リンダ・カーター(1951−)>>130
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/448
ゲイル・ハニカット(1943−)>>181 >>266に続く「銀幕を飾った美人女優」シリーズ。
イタリアの美人女優パオラ・テデスコ(1952−)の出演作は2本だけ観ています。
http://img2.bdbphotos.com/images/orig/a/y/ayyzcxgcw13eyyc3.jpg
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=53752
ダリオ・アルジェント監督のTV作品2本収録『サイコ・ファイル』(1973)。出演は
1本目の『変死体(※原題は「路面電車」)』。主役の若きイケメン警察署長の「妻」役。
もう1本は犯罪映画の凡作『シシリアン・マフィア』(1972)。アントニオ・サバトが
主役で、脇役のテリー・サヴァラス大親分の「一人娘」役で少しだけ出演している。
↓『シシリアン〜』で可憐なテニスルックを披露する初登場シーン[5分42秒〜]。
https://youtu.be/cp23sdHwEhc?t=342
↓『変死体』の終盤に操車場で犯人に追い詰められるシーン[52分14秒〜]。
https://youtu.be/QeQp6WG563k?t=2645
2本とも未DVD化。『変死体』は「謎解き」が弱い正統派サスペンス。↓昔の投稿。
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1363762024/28

508 :名無シネマさん:2019/09/15(日) 07:53:53.03 ID:hDLIOI8h.net
ロバート・バトラー(1927−)監督のフィルモグラフィー。ビデオで3本だけ鑑賞済み。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=1190
最も有名なのは↓未DVD化の『ジャグラー ニューヨーク25時』(1980)でしょうか。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10275
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2011/03/01.jpg
他の2本は『パーキング・ボーイズ』(1981)と『メイデイ40,000フィート』(1976)の
未DVD化の凡作。『ジャグラー〜』は傑作よりも「猥雑な快作」という表現が似合う。
前半のスピード感で後半も突っ走っていたら「体感時間10分」で観終わってしまう
世にも稀な超速映画だった。ウィリアム・P・マッギヴァーン(1918−1982)が原作で、
もちろん1冊も読んでいません。↓ドイツ版VHSに収録のドイツ語の予告篇(3分越え)。
https://www.youtube.com/watch?v=0UL-2sLEgf0
同監督は名作番組『ヒルストリート・ブルース』(1981~1987)>>270を6話分監督している。
↓『ジャグラー』短評。『このビデオを見ろ! 第2集 アクション篇』(1989年)収録。
《トラック運転手が、異常者に誘拐された娘を追う25時間のノンストップ・ジェット
コースター・アクション。冒頭、ラッシュアワーのマンハッタンの車道を「足で」
全力疾走する場面でクラッシュする車は数十台! NYの闇の観光案内、といった
ノリもある。》⇒評価は最高の「◎」。本国アメリカでもVHS止まりで知名度が低い!?。

509 :名無シネマさん:2019/09/15(日) 08:31:00.91 ID:hDLIOI8h.net
◆映画「監督」作の私的ランキング◆ ※数本しか観ていません >>475

☆イエジー・スコリモフスキ(1938−) >>192

★ジョン・シュレシンジャー(1926−2003) >>324

★山中貞雄(1909−1938) >>330 >>428

☆篠田正浩(1931−) >>338 >>340

510 :名無シネマさん:2019/09/15(日) 08:37:58.47 ID:hDLIOI8h.net
●『ホワイト・バッファロー』(77)と『デス・ハント』(81)の予告。>>488 #【色んな予告】>>490
https://www.youtube.com/watch?v=9N8dIJDswAc
https://www.youtube.com/watch?v=iPA9TIMBFHg
両作とも男臭い設定や雰囲気・俳優は好みですが、映画としては両作とも私的には凡作。

●『ケス』(1969) の予告。 >>445
https://www.youtube.com/watch?v=Q2BMFtefUag

●『ハード・ブレット/仁義なき銃弾』(96)でのテッド・レヴィンのおねだりシーン。 >>495
https://www.youtube.com/watch?v=BRf_dpgttbQ

●『アニマル・ファクトリー』(2000)予告。美少年(E・ファーロング)を巡(めぐ)る熾烈な「ケツ盗り」合戦。 >>495
https://www.youtube.com/watch?v=dG1Lrf4k8Ds

●『ヴィデオドローム』(83)の「ファンメイド予告」と80’s感が裏目に出まくった「公式予告」。 >>479 >>502
https://www.youtube.com/watch?v=OAgHWj0sQAo
https://www.youtube.com/watch?v=wFRAwig4rU8

511 :名無シネマさん:2019/09/15(日) 15:05:02.00 ID:hDLIOI8h.net
評論家の呉智英(1946−)は、確か、自身のマンガ評論に関してだったと思うけど『若者
文化は1960年代後半に、それ以前の価値観との大きな断絶が起こった。現在の若者の
価値観は1960年代後半から地続きである』みたいな感じのことを1990年代前半?に
書いていた。多分、「自分(=呉)は中年ではあるが、現在の少年漫画・青年漫画の内容を
感覚的にも理解が可能だ」という意味だと思うけど。その当時から現在の2010年代後半に
「大きな断絶」があるのかどうか最近の呉氏の著作も読んでいないし無学なのでわからない。
もし仮にこの主張が正しいのだとすれば、50年前の「1960年代後半(以降)」の映画は現代の
若者でも感覚的に理解がしやすいということか。それ以前の「ただ古臭い」?映画よりは。
立川直樹(1949−)と森永博志(1950−)という二人がDJの『RADIO SHANGRI-LA』という
FMラジオ番組では古いロック(※私は音楽はサッパリわかりません)がよく流れるけれど、
「ロックの革命」?は1967年か1968年だと番組の中で語っていた気がする(聞き逃した)。
「70年代映画」に思い入れの強いウェイン町山(1962−)×ガース柳下(1963−)両氏の対談で
当時の荒んだハリウッド事情が勉強にもなり面白い↓『映画懐かし地獄70's』(1998年)。
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/066/0100164066/01001640660.jpg
邦画衰退期の「巨匠たちの怒り・嘆き」を再録『季刊 映画宝庫 日本映画が好き!!!』(1979年)。>>398
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/395/0100349395/01003493951.jpg
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/395/0100349395/01003493950.jpg

512 :名無シネマさん:2019/09/22(日) 07:19:42.78 ID:nj7O5M4R.net
Jポップ【80年代の10曲】。音楽に興味が無くラジオも聴かなかったのでTVドラマの
OP/EDで流れたり、CM、MV、音楽番組(ベストテン等)で知り好きだった曲から選んでみた。
●大澤誉志幸『そして僕は途方に暮れる』(1984年) ●岡村靖幸『イケナイコトカイ』(1988年)
https://www.youtube.com/watch?v=rRWMyMXpQ3o
https://www.youtube.com/watch?v=54SUCiUDUVw
●EPO『DOWN TOWN』(1980年) ●レベッカ『ガールズ ブラボー!』 (1985年) 
https://www.youtube.com/watch?v=HZzKlNajzUM
https://www.youtube.com/watch?v=94mZ8m2K62U
●BARBEE BOYS『チャンス到来』(1985年) ●渡辺美里『My Revolution』(1986年)>>249
https://www.youtube.com/watch?v=xc28dhwOXFw
https://www.youtube.com/watch?v=oOAum6HWX-o
●本田美奈子『Oneway Generation』(1987年) ●LOOK『シャイニン・オン 君が哀しい』(1985年)
https://www.youtube.com/watch?v=QJznVKoBRkY
https://www.youtube.com/watch?v=oG7X2sPjjPA
●稲垣潤一『夏のクラクション』(1983年) ●崎谷健次郎『もう一度夜をとめて』(1987年)
https://www.youtube.com/watch?v=rgozPrsCgIE
https://www.youtube.com/watch?v=LJ3KY1hrdSc

513 :名無シネマさん:2019/09/22(日) 07:26:22.61 ID:nj7O5M4R.net
佐木伸誘(さき のぶひで)『THE LONGEST NIGHT』(1989年)はネット上に見つからないので除外。>>512
TVのミュージックビデオで知ったFLYING KIDS『幸せであるように』とNEWEST MODEL
『雑種天国』は1990年、ORIGINAL LOVE『月の裏で会いましょう』は1991年で惜しくも枠外。
https://www.youtube.com/watch?v=5Bj9KT-aih0
https://www.youtube.com/watch?v=GV99x9Pvkgg
https://www.youtube.com/watch?v=qhlzRA887FQ
GAO『サヨナラ』(1992年)、スタレビの『君のキャトル・ヴァン・ディス』(1990年)はOUTだが
↓『Stay My Blue 君が恋しくて』(1988年)はSAFE。その下はH2O『想い出がいっぱい』(1983年)
https://www.youtube.com/watch?v=RakLPNxthZQ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm7485845
映画関係では来生たかお『夢の途中』(1981年)と高橋研『スクリーンに雨が降る』(1979年)。
https://www.youtube.com/watch?v=XunJKwrtGOA
https://www.youtube.com/watch?v=gYGrUhmWkB4
鈴木雅之『ガラス越しに消えた夏』(1986年)、LOOK『追憶の少年』(1986年)、村下孝蔵『初恋』
(1983年)、イモ欽トリオ『ハイスクールララバイ』(1981年)、三好鉄生『涙をふいて』(1982年)、
C-C-B『Romanticが止まらない』(1985年)、THE STREET SLIDERS『風が強い日』(1987年)、
チェッカーズ『星屑のステージ』(1984年)、井上大輔『哀 戦士』(1981年)などは思い出せた。

514 :名無シネマさん:2019/09/22(日) 07:47:02.09 ID:nj7O5M4R.net
「ゴキブリ映画」として最も有名なのはオムニバス映画『クリープショー』(1982)でしょうか。>>447
「ゴキちゃん活躍映画」の佳作『新・おしゃれ泥棒』(1974)は意外と知られていないのかも。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11271
https://www.youtube.com/watch?v=1wTxk6KLrDs
↑予告。軽くて洒落た映画で、暑苦しい浪花節?タイプの映画(※私は好きです)とは違って
記憶には残りにくい。アラム・アヴァキアン監督、チャールズ・グローディン主演。
https://shop.r10s.jp/book/cabinet/2818/4988142212818.jpg
↑「ゴキ」ジャケ。完璧なセキュリティーを誇るロンドンの金庫から宝石を盗む話だったか。
脚本を主演俳優のチャールズ・グローディンと共同で書いたのがジェフリー・ブルーム(1945−)。
Wikiには「異常な性愛を描く」「兄弟姉妹の近親相姦を描くことが多い」などと書かれている
女性作家V・C・アンドリュース(1923−1986)の全米ベストセラー小説(未読)を原作とした
『屋根裏部屋の花たち』(1987)を監督。寒々とした感覚は悪くなかったけど映画は凡作かな。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=23801
https://www.youtube.com/watch?v=Lm4RwJvsK-Y
↑予告。未DVD化。同監督には『ブラッド・ビーチ/謎の巨大生物!ギャルまるかじり』(80)
なんていう珍タイトルの映画(未見)もある。レイ・リオッタ主演の『フェニックス』(98)にも
ゴキちゃんが出て来て徒競走する。暑苦しい浪花節?の大好きな犯罪映画で未DVD化。>>57

515 :名無シネマさん:2019/09/29(日) 08:06:37.56 ID:tYByI3H5.net
俳優ジェームズ・ガーナー(1928−2014)の作品群。「大人の男」の余裕を感じさせるナイスガイ。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=43829
私が観ている「主演作」は、新しい順に『デッドサイレンス』(97)、『グリッタードーム』(84)、
『大捜査』(72)、『スレッジ』(70)、『かわいい女』(69)>>266、『夕陽に立つ保安官』(69)、
『36時間 ノルマンディ緊急指令』(64)の7本。洋画の私的オールタイムベスト1位の群像劇?
『大脱走』(63)は除外。『デッド〜』、『グリッター〜』、『大捜査』、『夕陽に〜』の計4本が
未DVD化で、前者の2本がTV映画。独断でランク分けしますと「傑作〜秀作」の[A]は無し。
「佳作〜凡作(+)」の[B]は『36時間』、『夕陽に〜』、『デッド〜』、『かわいい女』、『グリッター〜』。
「凡作(−)〜駄作」の[C]は『スレッジ』と『大捜査』。私が選ぶ主演作BEST3は軍事サスペンスの
『36時間』、コメディ西部劇『夕陽に立つ保安官』、↓犯罪サスペンス『デッドサイレンス』。
https://awabi.5ch.net/test/read.cgi/movie/1322710526/712
↓『36時間』は連合国側の上陸地点と日時を知りたいドイツ軍の「奇想天外」な大仕掛けが見もの。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9275
原作はロアルド・ダール。設定はユニークだがサスペンスは盛り上がらず。それよりもナチス・
ドイツの中の「善玉(good)」=軍医、「卑劣漢(ugly)」=親衛隊員、「小悪党(funny?)」=牧師の
キャラクターの描き分けが秀逸。特に終盤に登場の「牧師(逃がし屋?)」がタマラン変化球だった。
ヒリヒリした直球のサスペンスを期待して失望していましたが、コイツのお蔭で佳作まで挽回した。

516 :名無シネマさん:2019/09/29(日) 08:24:05.21 ID:tYByI3H5.net
「懐の深さ」「ユーモア」を感じさせる「好漢」俳優ジェームズ・ガーナー(1928−2014)の続き。>>515
レイモンド・チャンドラー原作(未読)の『かわいい女』(69)。悪くはないがイマイチだった。>>325 >>355
http://discload.co.jp/detail/myt-%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%84%E5%A5%B3.html
ブルース・リーが捜査を妨害する「アジア系の脳筋チンピラ」役で出演。馬鹿げた死に方をする。
↓『夕陽に立つ保安官』(69)予告。「とぼけた笑い」が持ち味。バート・ケネディ(1922−2001)監督。
https://www.youtube.com/watch?v=kSYjf8V8GF0
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=23994
J・ガーナーの真の?代表作は、未見の米TV番組『ロックフォードの事件メモ』(1974〜80)なのか!?。
《海辺のトレーラー・ハウスに住むしがない中年私立探偵ジム・ロックフォードの活躍を描いた》
当時は人気のTVシリーズらしい。『活劇帝王70’s マグナム・アクション映画列伝』(1999年)内の
略伝でも特筆されていた。未DVD化。↓TV映画『デッドサイレンス』(97)の予告。佳作サスペンス。
https://www.youtube.com/watch?v=teJq8Uoq4Nc
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2018/02/img632.jpg
↑ジャケ写。原作はジェフリー・ディーヴァー『静寂の叫び』。↓『36時間』(64)予告とVHSジャケ写。
https://www.youtube.com/watch?v=dGXXSkMCp0k
https://www.buyuru.com/item_1021597_1.html
『グラン・プリ』(66)、『噂の二人』(61)、未DVD化『殺しのファンレター』(81)はVHS所有(未見)。

517 :名無シネマさん:2019/09/29(日) 09:00:28.77 ID:tYByI3H5.net
70年生まれのユダヤ系コメディアン「クリス・カッタン(又はカッテン)」のフィルモグラフィー。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=285722
主演作2本、準主役1本の計3本だけ観ました。『ロクスベリー・ナイト・フィーバー』(98)、
『アンダーカバー・ブラザー』(2002)、『コーキー・ロマーノ FBI潜入捜査官?』(2001)が
良かった順。『コーキー〜』は未DVD化で私的には駄作。幼稚なギャグばかりに呆れて楽しむ
ことが出来なかった。『アンダー〜』は全米に白人至上主義を拡散しようと企む秘密組織と、
それに対抗する黒人組織「ブラザーフッド」との「おバカ」な対決を描くコメディ。人種
ネタや下ネタが多い。序盤はノレなかったが中盤以降はそれなりに楽しめた。基本構造は
「悪の秘密組織VS善玉組織」の型に則った「お約束」の笑い。この手の「元」となるのは
未見の米TV番組『0011ナポレオン・ソロ』(1964〜68)、『それ行けスマート』(1965〜70)>>421
『アイ・スパイ』(1965〜68)等や、それ以前から??。↓『電撃フリント/GO!GO作戦』(66)解説。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=15534
↑1962年の『007』映画1作目の大ヒットの影響で出来上がった「型」なのでしょうか。
熱い「兄弟愛」が楽しい快作『ロクスベリー〜』は、ボンクラ兄弟の「弟」を演じたウィル・
フェレルが有名らしいが私はこれしか観てない。↓『ロクスベリー〜』予告とIMDbのレビュー。
https://www.youtube.com/watch?v=Xvl3qJe9L9g
https://www.imdb.com/title/tt0120770/reviews

518 :名無シネマさん:2019/09/29(日) 09:30:55.94 ID:tYByI3H5.net
橋本治『映画たちよ!』(1990年)収録の【ビデオの話】。初出は1987年の『週刊宝石』のようです。>>460 >>502
《ビデオっていうのは、もうほとんど“本”なんだと思う。〜〜結局、日本だとビジュアルの
ものには“系統”っていうものが立ってないから、もう各自がテンデンバラバラの好き勝手という、
そういうことになるんでしょうね。こうもまァ商品が氾濫してるにもかかわらず、信頼出来る
ガイドっていうものがない文化ジャンルっていうのは珍しいなァ。〜〜ビデオガイドだと、大体
百人ぐらいの人間がなんだかんだ出て来て「これがオススメ」ってことをやってるんだけど、
分かるのは「ああ、結局この人はこういう人なのか」っていう、それだけね。 [〜]なんか
「オモシロイ」っていうものが、ほとんどファッション雑誌の“定番”みたいになっちゃってるのは
どういうんだろ? 今時の若い子にこんなもんばっかり“必見”ですすめたって、今更年寄りの
マニアになるだけだけどなァ、とか思うのが臆面もなくあったりして。そうかと思うと、こういう
ラインナップですすめてるんだったら、やっぱりこれは古典として入れとくべきなんじゃないのって
思うようなのが突然“流行遅れ”っていう扱いで欠けてたりね。やっぱりビデオっていうのは
ファッションなのかなァ? 俺は“本”なんだと思うんだけどなァ。ビデオ絶対に新しいジャンルの
文庫ですよ。だから解説っていうのをキチンと書いてほしいなっていう気がする。〜〜映画見た後で
友達と話したいっていう時にさ、ホントにバカな友達しかつかまんないっていうのは、もう
映画好きの人間にとっては地獄の苦しみのようなもんだと思うんだ。やっぱり、生き字引みたいな
人の流暢な解説っていうのは、今みたいな時代にホントいいもんなんだと思うんだけどな。》

519 :名無シネマさん:2019/09/29(日) 09:39:43.25 ID:tYByI3H5.net
小鷹信光(1936−2015)へのインタビュー。聞き手の「名和立行」は小鷹の変名!?。●が小鷹。同書収録。>>501
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1087815039
《――最後になってしまいましたが、肝腎かなめの〈ハードボイルド〉という用語についてなにか
ご意見は? ●行動的な私立探偵を主人公にもってくれば、それだけでハードボイルド風の雰囲気
がでてくるという形式の問題がまず考えられる。私立探偵ものがハードボイルド小説をいちばん
書きやすいということだ。 だが、ハードボイルド小説はもちろん私立探偵小説とイクォールでは
ない。ヒーローは私立探偵ではなく、保険調査員でも新聞記者でも弁護士でもかまわない。ハード
ボイルド小説の要因は、つまるところ三つにしぼられると思う。 第一は、ヒーローが強靭な精神力
と行動力の持ち主であるということ。第二は、現実社会にかかわりのある事件を設定すること。
そして第三は、テンポの早い語り口で、生きた口語による会話をふんだんにとりいれながら物語が
現在進行形ですすむということ。この三つだと思う。 ――記述法は? ●三人称であってもいいが、
ヒーローの一視点で進行していくことが多い。[〜〜] ――ハードボイルド小説を私立探偵ものに
しぼった場合、その成否はどのあたりにあるのでしょう。 ●私立探偵小説のおもしろさは、第一に
あらゆる局面におけるヒーローの身の処し方にかかってくる。軽口一つでもおろそかにはできない。
第二は捜査の展開の興味。本筋とはあまり関係のない枝道でヒーローが出会うさまざまな人物や事件が
重要になってくる。そのなかで、一人の男のあり方が読むものに濃密につたわってくるような作品を、
私はいつも探し求めてきたし、これからも飽きずに探しつづけることになるだろう。》>>265 >>366

520 :名無シネマさん:2019/10/06(日) 08:05:43.14 ID:QLycx23D.net
伊藤勝男の『死霊の盆踊り』(1965/米国)評。『B級ビデオ発掘カタログ』(1988年)に収録。>>462
《ビデオ界を探っていくと、真に魑魅魍魎の世界だと判る。スプラッターと呼ばれる
血みどろ、血しぶき映画ばかりか、怪奇妖怪、ナンセンス、愚作、凡作、駄作のオン
パレードは、未公開作品などと打つ表示も“アタリマエ”だとなるは必然のこと。しかし、
傑作、佳作、秀作ばかりがカウチポテト族を満足させている訳ではない。本来はホラー
作品であるはずなのに、笑って笑って笑いまくるという作品だってデてくるのだ。この
奇妙なる現象はビデオならではのこと、映画館でみたら“金返せ!”となる。当作、極め
つけの不良品といいたいところだが、その形容に困るほどの超駄作、つけもつけたりの題、
撮りも撮ったりフィルムの無駄、全篇見終えるのに四日間……嗚呼! 死霊たちの踊り、
これがすべてストリップ、しかも何一つ振付けのないアマチュアダンスで、美しさには
程遠く、エロスの「エの字」もなく、ただ、ダラダラと続く「盆踊り」、そのしまりのなさ、
いい加減さは絶品もので、映画好きの三、四人も集まっての集団鑑賞、ヤイノヤイノと
弥次って見れば、こんなに面白いことはない。愚作を超越した怪作である。》
↓『死霊の盆踊り』の解説、VHSのパケ写(※要・拡大)。ビデオは大昔から所有するも未見。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11171
https://www.buyuru.com/item_1159983_1.html
ビデオは「映画の多様性」をタテ(旧作)、ヨコ(外国)、ナナメ(未公開作・珍作)に拡大??>>502

521 :名無シネマさん:2019/10/06(日) 08:24:26.31 ID:QLycx23D.net
英国人の評論家・小説家の「コリン・ウィルソン(1931−2013)」が書いた未読のSF?小説
『宇宙ヴァンパイアー』が原作の『スペースバンパイア』(1985/英+米)も〈吸血鬼映画〉か? >>494
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=12178
ロンドンが舞台。↓2種類の予告。全裸のマチルダ・メイ(1965−)の神々しさ?しか記憶に無い。
https://www.youtube.com/watch?v=JXmN9aaICmI
https://www.youtube.com/watch?v=W-Y3LyFiiz8
ニューヨークが舞台の『リキッド スカイ』(1982)も似たような話だった?!。未DVD化です。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24830
https://www.youtube.com/watch?v=aGdzGdTrrr8
↑予告。チープでオシャレ?な「カルト映画っぽい」カルト映画だった気がします。忘れた。
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2013/04/img670.jpg
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2013/04/img671.jpg
↑ジャケ写。C・ウィルソンの評論デビュー作↓『アウトサイダー』(原著は1956年)の書影。
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/527/0100325527/01003255270.jpg
日本でも本書の反響は大きく、ビートたけし(1947−)は若い頃に読み影響を受けたようです。>>7
ドキュメンタリー↓『Strange Is Normal: The Amazing Life of Colin Wilson』(2010)の予告(未見)。
https://www.youtube.com/watch?v=1PAAIYBKd4Y

522 :名無シネマさん:2019/10/06(日) 08:49:23.54 ID:QLycx23D.net
俳優ジェームズ・ウッズ(1947−)の作品群。肌のブツブツ感も込みで「ブラマヨ吉田」に似てる。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=15649
主演作(※主要キャスト含む)は11本鑑賞。その内、昔過ぎて「面白い⇔つまらない」が思い
出せない『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と『ヴィデオドローム』>>510
除いた9本を独断でランク付けさせてもらうと、[A]ランクは『サルバドル/遥かなる日々』のみ。
[B]は『ザ・コップ』>>107、TV映画『運命に燃えて』、『トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ
弁護士の執念』、『アナザー・デイ・イン・パラダイス』、『ゴースト・オブ・ミシシッピー』。
[C]が『オニオン・フィールド』、『ミッドナイト・スティング』、『ウェストン家の奇蹟』。
[B] [C]の8本は未DVD化。↓オリバー・ストーン監督/脚本の『サルバドル〜』(1986)予告篇。
https://www.youtube.com/watch?v=Tek-nU9gRV0
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9189
破れかぶれな戦場ジャーナリストが主人公の「O・ストーンらしい」>>474脂(あぶら)ギッシュな
ゴンゾー・ジャーナリズム?の力作。「主演」を除いた出演作9本、IMDbのフィルモグラフィー
にはある『熱い賭け』(74)など2本を足した鑑賞済み11本の中では『殺人者にラブ・ソングを』
(72)>>71、『クワイヤボーイズ』(77)>>109、『ブラック・マーブル』(80)>>110、『目撃者』(81)、
『スプリット・イメージ』(82)が未DVD化。↓『アナザー〜』はカップル二組の犯罪逃避行もの。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=85116

523 :名無シネマさん:2019/10/06(日) 09:47:36.55 ID:QLycx23D.net
橋本治による双葉十三郎(1910−2009)著『ぼくの採点表 2』(1988年)書評。有名な本ですが私は未読です。同書収録。>>518 >>405 >>520
《これはもう、映画のエンサイクロペディアであろう。〜〜この本は、よくありそうな“プログラム・ピクチャーの百科
事典”“B級ピクチャーのエンサイクロペディア”という訳では全然ない。この本にはちゃんとベルイマンの『野いちご』
だって[〜]載っている。この本は“A級映画”の存在を差別している本ではない。〜〜有名とか無名っていうのは、時代に
よって変わるんだよね。昔有名で今は無名っていうのはゴマンとある。それから逆に、カルト・ムービーみたいになって、
昔無名だったのが今じゃ大有名みたいなものも。〜この本がすごいというか正しいところは、その有名・無名の区別を
つける、映画のド真ん中っていうものをちゃんと押さえているっていう、その点ね。 多くのものはつまんない。映画に
限らず他のジャンルでも、「一体なんだってあんなものが当時の大勢を占めなきゃなんないんだろう」って後になって思う
ことはゴマンとある。でもそれが“当時”という時代なんだ。評価の基準というものは時代によってずれるけれども、でも
“その当時”というものはなくなりゃしない。今の評価なんていうものは、今という時代に生きてさえいれば、誰だって
出来る。でもその“今”という時代の基準は、その“今”に至る一連の時代の流れの中で生まれているものだから、“当時”という
必然性を抜きにしたら、評価ということ自体が無意味になってしまうんだ。映画のような大衆娯楽では特に。『大脱走』が
どれくらいのすごさを持っていた映画かということぐらいは、[〜]現物を見れば分かる[〜]。でも、そのすごさを生み出した
時代の底流を作り出していた“その他モロモロ”は、どれか一つの作品を見たって分かりゃしないんだ。映画の類型である
ステロタイプを押さえて、その上で“典型”という頂点があって、映画の名作主義というのは、その頂点ばっかりを集めた
もので、なんの役にも立ちゃしない。辞書として必要なのは、“類型”という名の全貌なんだ。この本は、すべての映画を
一遍“類型”というその他大勢に還元してしまった。それあればこそ、この本は正しく辞書になっている。必携ですね。》>>442

524 :自分のほしい映画DVDは:2019/10/09(水) 10:56:28.27 ID:o+faG5Jw.net
もちろんいまから四半世紀前に話題となった「(ポッキー)四姉妹物語劇場版」だな○
特典映像は予約者限定生産のポケモンアニメと同じようにグリコ商品購入から
抽選でもらえた同作のオリジナルシネマ&スペシャルカセットの中身それに
出発点のテレビCM集をぜひー土下座

525 ::2019/10/13(Sun) 07:47:02 ID:WjgfMoX5.net
まだ1テーマを1時間続ける討論番組だった頃のテレビ朝日系『TVタックル』(1989〜)に
呉智英がゲスト出演(※当時は毎回ゲストが一人だけ?)した放送回のテーマは【女はバカだ】
だった。1989年か1990年だったと思います。今なら大炎上間違いなしのテーマですね。
司会(ホスト)がビートたけしと檀ふみ(竹下景子?)で、石井苗子が「ティーー・ヴィーー・
タックゥー」と叫びながらナビゲーター(天の声)を担当していた。番組の内容は一切記憶に
無いので、羊頭狗肉、毒にも薬にもならない内容だった気がする。最後にたけしが呉に向かって
『何か(女の人から)ヒドい目にあったんですか?』と苦笑しながら言っていたのは憶えてる。
評論家の呉智英(1946−)は、司会のビートたけし(1947−)と、学年でいえば同学年になります。
「封建主義者」を自任する呉が「民主主義」を批判する延長線上で行うフェミニズム批判の
挑発性?にテレビ局は目をつけたんでしょうが、著作を読んでいない人には「意図」が不明では。
呉智英(くれ・ともふさ/ご・ちえい)という人物を、1988年に出版されベストセラーになった
単行本『バカにつける薬』(双葉社)が新刊書店に平積みになっていて知り、バカなくせに
(バカであるがゆえに)生意気盛りな当時の自分は、挑発的な帯の文章に魅かれ購入(↓書影)。
https://www.kosho.or.jp/upload/save_image/36006810/20190321190749008424_a70ef901298e2c8f162ce73c96257e41.jpg
↓目次。本書とC・ウィルソン『アウトサイダー』(1988年/集英社文庫)>>521には熱中した。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784575280388
私の妄想ですが、上岡龍太郎(1942−)は呉の「オカルト馬鹿につける薬」を読んでるかも。

526 :名無シネマさん:2019/10/14(月) 11:40:51.23 ID:33/rZ6Q+.net
テスト

527 ::2019/10/20(日) 07:59:28 ID:o9Ofrr2d.net
映画評論家・佐藤忠男(1930−)氏の論考『低俗文化とは何か』から【ポルノ文化の隆盛】に
関する部分を引用。別冊宝島『マンガ論争!』(1979年)に掲載。初出は『潮』1977年6月号。
https://img.mandarake.co.jp/webshopimg/01/00/624/0100250624/01002506240.jpg
https://ci.nii.ac.jp/naid/40000166446/
《〜〜現代は性の解放の時代であり、性に関する窮屈なタブーは大いにうち破られている、と
一般に信じられている。だからいいかげん性の問題については満足すればいいのに、売らん
かなの低俗なマスコミがエロチックなポルノを流行らせているため、人々の性の意識が歪ませ
られている、とも広く言われている。そこからポルノ文化の俗悪さを批難する声が高まる。
 私もある種のポルノの俗悪さには相当に当惑している者であるが、以上のような考え方は
多少、議論の筋が違うように思う。現代は性の解放の時代だというが、解放されているのは
性のイメージといくつかのタブーだけであって、実質的な性愛そのものを考えれば、結婚が
一般に高年齢化しているぶんだけ、性の抑圧はきびしくなっていると言うべきであろう。
われわれの祖父母の時代には、二十歳になるやならずでたいてい結婚して、性欲のもっとも
激しい年代にはたっぷり性愛にうち込んでいられたのである。そのかわり今日では、正規の
結婚によらない性関係は増加し、しかも近年は高校生や中学生の不純異性交遊とか、売春とか
いってその低年齢化が問題になっているが、それが低年齢化したということは、むかしとおなじ
ように若者がたっぷり性愛を享受できるということを意味しない。》 ⇒次回へ続きます。

528 :名無シネマさん:2019/10/22(火) 08:45:26.89 ID:NdTuKQSZ.net
池澤夏樹(1945−)の『乾いた花』(1964)>>338評。『私の好きな映画・ベスト5』(1994年)>>105より。
《いつまでも忘れがたい映画の一本。画面にたちこめる濃密な夜の匂い、虚無的な人物
たちの醒めた熱気、ときおり響く無機的でシンボリックな音楽(武満徹&高橋悠治)。刑務所
を出た男が女と知り合い、なかば女に見せるべくヤクザの親分を殺す物語は、ヤクザ映画を
装いながら、文体はあくまでもフランスの犯罪映画(フィルム・ノワール)であり、主題は
どこかアメリカの実存的ハードボイルド作家ホレス・マッコイを想起させる。》←池澤の第3位。
セリフが文学的で、行動原理は実存主義的(←よく解ってない)。大好きだが「純文学」?クサいかも。
氏の1位は『ダーティハリー』(71)、2位が『日曜日が待ち遠しい!』(82)。4位が『チャイナ
タウン』(74)⇒《守備範囲の私立探偵物から一本。アーサー・ペンの『ナイト・ムーブス』>>464
ロバート・アルトマンの『ロング・グッドバイ』>>355なども捨てがたいが、ノスタルジックムード
溢れるチャンドラー調の世界がたまらなくいいので。》>>264-265 >>417
第5位は『殺しのドレス』(80) ⇒《大好きなヒッチコック作品(たとえば『裏窓』『サイコ』
『めまい』)とは雲泥の差なのだが、でも何故かダリオ・アルジェント(『サスペリア2』)や
本作のデ・パルマの持ついかがわしい“官能性”に惹かれてしまう。本作の例でいえば、
ディキンソンが男と出会う美術館のシーン。カメラがゆっくり館内を巡っていくシーンは
何度見ても陶然。》 【ヒッチコックとデ・パルマ】を対比する批評では、伊藤勝男は後者を
前者の足元にも及ばないと酷評、村上春樹は後者には前者のユーモアが欠如、と書いていた。

529 :名無シネマさん:2019/10/22(火) 08:59:08.95 ID:NdTuKQSZ.net
冷気・妖気が漂う俳優「クリストファー・ウォーケン(1943−)」のフィルモグラフィー。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=40122
「主演作」は10本観た。S・キング原作『デッドゾーン』(83)、名作『ディア・ハンター』(78)、
TV映画の『カリブ 愛欲の罠』(93)が私の独断的「BEST3」です。他の7本は新しい順に
『フューネラル 流血の街』(96)、『迷宮のヴェニス』(90)、『キング・オブ・ニューヨーク』(90)、
『ブレインストーム』(83)、TV映画『アクターズ・ラブ 舞台は恋のキューピット』(82)、
『アステカの秘宝』(81)、『戦争の犬たち』(80)。未DVD化は『カリブ〜』、『迷宮の〜』、
『アクターズ〜』、『アステカ〜』の4本。『天国の門』、『ロンリー・ブラッド』はビデオを所有。
↓『アクターズ・ラブ』はカート・ヴォネガットが原作(未読)、監督はジョナサン・デミ。
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2018/09/img181.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=FnbnFHrQ7wA
↑ジャケ写と予告。後味は良い。ジャケ写「裏」の解説は川本三郎。「脇役」出演で目立つのが
未DVD化のミュージカル『ペニーズ・フロム・ヘブン』(81)。↓予告と解説とSEXYなダンス。
https://www.youtube.com/watch?v=JW_2dzF9qUQ
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=20972
https://www.youtube.com/watch?v=fElXbJjNJQI
『カリブ 愛欲の罠』は二転三転する「コンゲーム」もの。B級のチープさはあるが後味が良い。

530 :名無シネマさん:2019/11/03(日) 07:40:30.99 ID:3EmyHGtg.net
ユダヤ系のSF作家「ロバート・シェクリイ(1928−2005)」の映像化作品。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=10268
原作未読。フランスSF映画『バトルランナー2030』(83)、イギリス映画
『コンドルマン』(81)、イタリア映画『華麗なる殺人』(65)の3本鑑賞。
『バトル〜』と↓『コンドルマン』>>83が未DVD化。私的には全部凡作。
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2016/03/kondoru.jpg
『バトル〜』はS・キング原作、シュワ主演の『バトルランナー』(87)の
元ネタなのかな。ありがちな設定の気もするけど。↓『〜2030』のVHS。
https://www.buyuru.com/item_1212340_1.html
『華麗なる殺人』(65)は、都筑道夫(1929−2003)が原作(未読)>>482の邦画
『殺人狂時代』(67)、『俺にさわると危ないぜ』(66)>>2等に似た雰囲気の
「お洒落」で「おバカ」なコメディ・アクション。M・マストロヤンニと
U・アンドレスの不死身?の二人が殺し合う「痴話喧嘩」SF?!。↓2種類の予告。
https://www.youtube.com/watch?v=BPyTOVSrTpU
https://www.youtube.com/watch?v=iLR8IYIrcw0
『華麗なる殺人』と同じ「エリオ・ペトリ(1929−1982)」監督の不条理で
不可解な未DVD化の怪作『殺人捜査』(70)>>272がアマプラで配信中。

531 :名無シネマさん:2019/11/03(日) 08:01:24.92 ID:3EmyHGtg.net
アイルランド出身の俳優「リチャード・ハリス(1930−2002)」のフィルモグラフィー。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=15815
「主演」作は9本だけ鑑賞済み。私のBEST3は『ワイルド・ギース』(1978)>>207
『ジャガーノート』(1974)、『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』(1974)。『ワイルド〜』は
オッサンを泣かせる中年向け?映画、『ジャガーノート』と『殺し屋ハリー』は佳作。
「姿の見えない連続爆破魔(テロリスト) VS 爆弾処理のスペシャリスト」映画>>22
元祖?↓『ジャガー〜』予告。正直、観たのが昔過ぎてほとんど記憶に残っていません。
https://www.youtube.com/watch?v=dV1n8yTm6xQ
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10255
「赤と青の配線どっち切る?」はコレが元祖かも。『殺し屋ハリー』は「おふざけ」の
感覚が強い(OPとEDにも顕著)犯罪映画。↓VHSジャケ写。マジメに観ると腹立つ?。
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2010/11/a9.jpg
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=8215
他に観てる「主演」作は『カサンドラ・クロス』(76)、『オルカ』(77)、『遙かなる
少年の日々』(85)、『バラ色の報酬 1000万ドルを追え!』(82)、『ダニー・トラビス
ダウンタウン徹底抗戦25時』(79)、唯一の監督作である『ストライカー 愛と栄光の
フィールド』(70)。『遙か〜』、『バラ色〜』、『ダニー〜』、『ストライカー』が未DVD化。

532 :名無シネマさん:2019/11/03(日) 08:04:49.48 ID:3EmyHGtg.net
アイルランド人俳優「リチャード・ハリス(1930−2002)」の続き。評価は全て「私の好み」です。>>531
『バラ色の報酬 1000万ドルを追え!』(82/カナダ)の予告。軽めの犯罪映画(凡作)でした。
https://www.youtube.com/watch?v=zcjJ5aIFr-o
『ダニー・トラビス ダウンタウン徹底抗戦25時』(79)の予告とジャケ写。割と好みの映画。
https://www.youtube.com/watch?v=FHC7ONlAEBU
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2012/08/028.jpg
↑監督は『ツイステッド・ナーブ』(68)>>446の英国人ロイ・ボールティング(1913−2001)。
↓『遙かなる少年の日々』(85)のジャケ写。脱走犯と少年の「心温まる交流」系の映画(凡作)。
https://www.buyuru.com/item_998798_1.html
『カサンドラ・クロス』(76)と『オルカ』(77)の予告。どちらかなら私は『オルカ』が好みです。
https://www.youtube.com/watch?v=pgcuLQ0aYg4
https://www.youtube.com/watch?v=n98beckicy8
『ストライカー 愛と栄光のフィールド』(70)のジャケ写。これは紛れもない駄作でした。
http://k-plus.biz/wp-content/uploads/2011/05/081.jpg
私は映画ファンでも、R・ハリスのファンでもないので、「土地勘」が無く何が代表作なのか
見当がつきませんが、『孤独の報酬』(63)、『馬と呼ばれた男』(70)、『荒野に生きる』(71)、
『死の追跡』(73)あたりは面白そうに思いました。『馬と呼ばれた男』は三部作?らしいです。

533 :名無シネマさん(大阪府):2019/11/03(日) 08:30:20 ID:3EmyHGtg.net
●チン(珍)作『マルキ』(89)の予告。作家「マルキ・ド・サド」誕生秘話??。「未DVD化」の【予告篇】集。>>510
https://www.youtube.com/watch?v=O9ucoPSLRHU
https://awabi.5ch.net/test/read.cgi/movie/1322710526/620
https://www.buyuru.com/item_999160_1.html

●未見の『ジャバーウォッキー』(77)。テリー・ギリアム監督。『ジャバウォックの詩』が元ネタ?らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=Yxj6DvliYOs
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10371

●『ゴングなき戦い』(72)。ジョン・ヒューストン監督。ステイシー・キーチ、ジェフ・ブリッジス主演。
https://www.youtube.com/watch?v=WncSPrCNblQ
ベテラン(S・キーチ)と新人(J・ブリッジス)の二人のボクサーが主役の「しみったれた」負け犬哀歌(エレジー)
だった気が。S・キーチと中年女の「痴話ゲンカ」の場面だけ良かった。試合の場面はあった?。印象が薄い。

●リチャード・ジャッケル主演『地獄のジョーズ』(76)。駄作だけども私は好き。「孤独なオッサン」映画>>465
https://www.youtube.com/watch?v=wus7-p4iSKo
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/movie/1385783468/379

534 :名無シネマさん(大阪府):2019/11/03(日) 09:27:31 ID:3EmyHGtg.net
未見のイギリス映画『ウィズネイルと僕』(1987)のオリジナル予告(3分11秒)。
https://www.youtube.com/watch?v=5YpUtAYfUGk
https://www.allcinema.net/cinema/2260
↓海外では高評価。『死ぬまでに観たい映画1001本』(2004年版)>>403で知った。
https://www.rottentomatoes.com/m/withnail_and_i
https://www.imdb.com/title/tt0094336/reviews
イギリス「ハンドメイド・フィルムス」の公式チャンネルで見れる予告篇集。
https://www.youtube.com/channel/UCHwjL9VK72ePv4fXjUUaM5A/videos

535 :名無シネマさん:2019/11/10(日) 07:46:57.19 ID:AKX10zh9.net
佐藤忠男『低俗文化とは何か』(1977年)より、【ポルノ文化の隆盛】に関する引用部分の続き。>>527
《その種の性関係にふける者はなんと言っても少数である。それにやはり、正規の結婚のように
いつでも存分に、というわけにはゆかないし、そうとうな後ろめたさを意識しなければならない。
さらに、相手を得るのにそのつど、惚れたとか嫌いになったとか、好かれているとか嫌われた
とかいう精神的な緊張をかいくぐらねばならない。十分に性欲が開花してから正規の結婚に達する
までの期間がひじょうに長いということは、その間ずっと、自分は性的に異性に好まれる人間で
あるかそうでないか、という自問自答をくり返していなければならないということである。
この種の辛い問いは、彼あるいは彼女の良き伴侶となってくれる人物にしか答えることのできない
性質のものであり、他の誰もが決して一緒に悩んでくれるものではない。つまり一人で孤立して
悩まねばならない種類の悩みであり、孤立した孤独な悩みは、愚痴となり、妄想とならざるを
得ないのである。仲間と語り合える悩みなら、仲間の眼を意識して自分を格好よく見せなければ
ならないという自制心が働くが、一人で悩む悩みは自制心が働かず、妄想的にふくれ上がる。つまり
破廉恥になる。その種の破廉恥な妄想を鏡のように写し出し、もっと妄想をふくらませろ、もっと
破廉恥になれ、と心理的にけしかけるのがポルノ文化である。》 ※[小見出し]⇒【大部分を占める
ポルノ調劇画の背景】⇒《 すなわち、ポルノ文化の隆盛は、性の解放にともなってそれを謳歌
する意味あいで起こったものではなく、むしろ実質的には性の飢餓状態が進行したことによって、
それをイメージのなかで過剰に補償するかたちで起こったのである。》 ⇒続く(次回が最後です)。

536 :名無シネマさん(大阪府):2019/11/10(日) 08:01:45 ID:AKX10zh9.net
大昔にTVで断片的に観ただけの『グッドフェローズ』(1990)を久しぶりに再見した。
https://www.allcinema.net/cinema/6287
薄い生地(=エピソード)を何層も重ねて焼いた「歯応え」サックサクのクリスピーな
マフィア映画の秀作、快作。「テンポ」も軽快にサクサク進み(146分が長く感じない)、
観やすい。レイ・リオッタ>>160、デ・ニーロ、ジョー・ペシ>>227の主演。↓予告。
https://www.youtube.com/watch?v=Zll4cjyk6sU
組織が関わった最大の事件でありながら映画の中で直截的には描かれない、1978年の
「ルフトハンザ強奪事件(Lufthansa heist)」。不用心な黒人ドライバー(サミュエル・L・
ジャクソン!)が女との一夜を優先し処分していなかったトラックをFBIが発見。事件
発覚を恐れたデ・ニーロ演じる「ジミー・コンウェイ」は、強奪に関わった下っ端の
チンピラ全員を殺処分。「ジミー・コンウェイ」のモデルは「生まれついての極道もの」?の
↓「ジミー・バーク(1931−1996)」。愛称は「Jimmy the Gent(=紳士のジミー)」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF
未DVD化のTV映画『地獄のゲッタウェイ 1,000万ドル強奪作戦』(1991)は、この
大事件をモデルにしています。『グッドフェローズ』の原作、ニコラス・ピレッジ著
『ワイズガイ わが憧れのマフィア人生』(徳間書店)は何故か所有するも未読のまま。
https://www.rottentomatoes.com/m/1032176_goodfellas

537 :名無シネマさん:2019/11/10(日) 08:24:22.03 ID:AKX10zh9.net
『グッドフェローズ』(1990)、『地獄のゲッタウェイ』(1991)に自己レス。>>536

私はアンディ・ガルシア主演の犯罪映画『デンバーに死す時』(1995)は、「ルフトハンザ
強奪事件」の顛末がモデルの『地獄の〜』を参照している気がする。最後に「死んだ仲間
全員」が笑顔で一堂に会する切ない「幻想場面」の描写なんか丸パクリ?。『デンバー〜』も
『地獄の〜』もどちらも「強奪事件」がメインではなく、事件後に「首謀者」逮捕を恐れる
組織の指示で遣わされた殺し屋に、一人また一人と虫ケラの様にブッ殺されていく物悲しい
テンションダウンな黒い展開がメイン。アンディ・ガルシアが演じる主人公の愛称は
「“聖人”ジミー(Jimmy 'The Saint')」。これは「Jimmy the Gent(=紳士のジミー)」を意識?!。
https://www.allcinema.net/cinema/28681
「聖人ジミー」は「ジミー・バーク(1931−1996)」とは違い、自分の命を顧みずに仲間を
守る友情に篤い「グッドガイ」です。『デンバー〜』も『地獄の〜』も侘しくて哀しい。
『デンバー〜』で「組織の大ボス」を演じるC・ウォーケン>>529は安定の怪演。↓予告。
https://www.youtube.com/watch?v=i1o_PO3ridY
本作は「愚かなクズ野郎たち(Band of Misfits)」しか出てこない、好悪の別れる「怪テンション」
鬱犯罪映画。個人的には佳作には届かないけども記憶には残る「好」の映画。後味は爽快。

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