【中国】映画でも「宇宙強国」＝初のSF大作がヒット[02/13]

Boo ★

映画でも「宇宙強国」＝初のSF大作がヒット

　【北京時事】中国で春節（旧正月）に合わせて公開された映画「流浪地球」が大ヒットしている。

　中国初の本格SF作品との触れ込みで、宇宙を舞台に人類の危機を中国人が救うストーリーは「宇宙強国」を目指す国策にも合致。「政府からの大きなサポート」（郭帆監督）を得て、SF映画でも米国の覇権に挑もうとしているかのようだ。

　映画は、太陽に代わる恒星を求めて宇宙を移動する地球と、地球を周回する宇宙ステーションで、木星との衝突を回避するために奮闘する人々を描く。2017年に大ヒットしたアクション映画「戦狼2」の俳優・呉京が主演し、5日の公開から6日間の興行収入は20億元（約325億円）を突破。春節映画全体の3分の1を占めた。

　映画口コミサイトには「特撮はハリウッド水準」「国産映画の誇り」など賛辞が相次ぐ一方、「設定が荒唐無稽」など辛口評価も。「連邦政府」やロシア人宇宙飛行士は登場するものの、活躍するのは中国人だけだ。

　郭監督は中国メディアの取材に「海外の観客のことは考慮していない。まだ輸出する時期には至っていない」と、あくまで国内向けにつくったと説明している。

2/13(水) 7:12配信
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000011-jij-cn