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【話題】コリアレポート・辺真一氏 「GSOMIA破棄の韓国を支援せず、ミサイルをお見舞いする北朝鮮の冷たい仕打ち」[8/24]

2 :鴉 ★:2019/08/24(土) 17:08:23.45 ID:CAP_USER.net
韓国に口癖のように「我が民族」とか、「同じ民族」とか「民族第一主義」を強調してきたことを考えるならば、韓国に連帯し、後方支援をするのが同じ民族、同胞としてあるべき姿だが、北朝鮮は逆に足を引っ張ることばかりやっている。文政権を取り込むならば、米国の言うことを聞かず、GSOMIAを破棄してまで日本に対抗している今がその絶好の機会のはずだが、北朝鮮はまだその気が熟したとはみていないようだ。

 北朝鮮が「反北」を掲げる韓国の最大野党(自由韓国党)と日本の板挟みにあい窮地に陥っている文在寅政権に救いの手を差し伸べない理由の一つは、何よりも文政権が米国と一緒になって合同演習を続けていること、北朝鮮にとって脅威のF−35Aステルス戦闘機40機を導入していること、新型イージス艦の建造や中距離弾道ミサイルの配備など更なる軍備増強を図ろうとしていること、今後5年間国防予算を増額(年間約5兆円)することからくる不信にあるようだ。

 北朝鮮からすれば、どれもこれも昨年3度の南北首脳会談で交わされた「板門店宣言」や「平壌宣言」「南北軍事協定」に反する「裏切り行為」に映っている。「板門店宣言」では「軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力していく」ことを約束しており、「平壌宣言」では「軍事対決を終息させ、朝鮮半島全域で実質的な戦争脅威の除去と根本的な敵対関係の解消に向かう」ことを謳っていた。

 特に軍事境界線を挟んで対峙している南北の軍当局は「相手方を狙った大規模な軍事訓練および武力増強問題や相手方に対する偵察行為の中止問題などに対し『南北軍事共同委員会』を稼働させる」ことに合意していた。文政権としては北朝鮮の核・ミサイル問題が解決されておらず、「北の脅威」が現存している状況下にあってはやむを得ない措置であるが、北朝鮮には通じないようだ。

 二つ目の理由は、経済協力に応じなかったことへの不満が背景にある。

 文大統領を相手に3回も首脳会談を行い、そのうちの1回は平壌に招請し、マスゲーム会場で韓国の大統領としては史上初めて北朝鮮の人民大衆を前に演説をさせたにもかかわらず、制裁を緩和せず、金剛山観光の再開や開城工業団地の再開に応じなかったことを「背信行為」とみている。

 金委員長は昨年、「先軍政治」の看板を下ろし、核と経済開発を同時並行させる「並進路線」から「経済路線」へのシフトを宣言し、軍人に労働者や農民らと一緒に経済に専念するよう呼び掛けていただけに当てが外れたことは自らの見通しの甘さを露呈したことになり、それ即ち、威信の低下に繋がりかねないとの危惧を抱いていたものとみられる。従って、軍の引き締め、国内の結束を図るためにもミサイルの開発、発射に踏み切ったと言えなくもない。

 そして三つ目の理由は、文大統領が光復節の演説で「日本には二度と負けない」と「抗日」を宣言し、北朝鮮との経済協力がその秘策であることを明らかにしたことで、下手に出ざるを得ない文政権をコントロールできると思っていることだ。

 過去に金大中政権や盧武鉉政権の時もそうであったように北朝鮮に融和的な政権が窮地に立たされている時ほど更なる譲歩を引き出すために突き放し、見放してきた。突き放せば突き放すほど、見放せば、見放すほど寄って来たからだ。

 今月11日に北朝鮮の外務省局長は談話を発表し、現状では「南北の接触自体が難しい」とした上で、文政権が態度を改めない限り「今後、対話に向かう良い気流が生じて我々が対話に出るとしても、そのような対話は米朝間で開かれることであって南北対話ではないということを(文政権は)はっきり知るべきだ」と牽制していたが、裏を返せば、「会って欲しければ、GSOMIA破棄以外の土産を用意しろ」と言っているようにしか聞こえてならない。

 冷たい仕打ちの金正恩政権に文在寅政権はどこまで辛抱するのだろうか?

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