【海難事故】海水浴は「離岸流」に気をつけて　第９管本部が注意呼び掛け　白波が見えない場所は注意

1 ：ばーど ★：2019/07/28(日) 22:31:04.39 ID:YM8bB/2w9.net

　新潟県内でも小中学校が夏休みに入り、本格的な海水浴シーズンを迎えた。気温も上がり、浜辺はにぎわいを見せてきたが、第９管区海上保安本部は、沖に向かって強く流れる「離岸流」による水難事故に気をつけるよう、呼び掛けを強めている。

　離岸流は、海岸に打ち寄せた波が沖に戻る際、水深が深く流れやすい場所などに集まることで発生する＝図参照＝。局所的に強い流れとなり、波が高い場合などは、秒速２メートルほどになることもある。

　新潟県内で離岸流に伴って発生した水難事故は、過去５年間では２０１６年を除いて毎年２〜９件あり、１４年には死者が出ている。この事故では、新発田市の藤塚浜海水浴場で１０代男性が溺死した。当時、波打ち際の波高は１メートルを超えていた。

　また藤塚浜海水浴場では同じ年、海上に風警報が出たため遊泳が許可されなかった日に、海に入った子ども２人が離岸流で沖に流され、救助される事故も発生している。

　９管海洋情報部は「離岸流の発生しやすい場所を避けて設置されている遊泳区域を利用してほしい」としているが、指定海水浴場であっても天候や波の状況などに注意は欠かせない。

　９管海洋情報部によると、離岸流はどこにでも起きうるという。見た目で判断することは難しいが、目安として白波が見えない場所は離岸流が発生している可能性がある。波打ち際ではなく、小高いところから見ると確認しやすい。

　万が一、離岸流に巻き込まれたときは、体力を消耗しないように浮いたまま救助を待つか、海岸と平行に泳いで流れから脱け出すとよいという。９管海洋情報部は「流されたら、まずは落ち着いて助けを求めてほしい」と呼び掛けている。

2019/07/28 19:50　新潟日報
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