【母国で３つ子を２回産んだ】日本で逮捕されたボリビア人男女、現地を取材すると意外な事実が…ＮＨＫ

みつを ★

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190904/1000035189.html

“母国で３つ子を２回産んだ”
09月04日　13時12分

”１年間で３つ子を２回産んだ”　こんな話を聞いたらあなたはどう思いますか？日本に住むボリビア国籍の男女が赤ちゃんが１人産まれるごとに支給される「出産育児一時金」をだまし取ったとして逮捕された事件。
使われたのは偽造されたボリビアの役所の公印が押された証明書でした。
取材してみると意外な事実が見えてきました。

【提出された”３つ子”の出生証明書】
事件の舞台となった千葉市の窓口をボリビア国籍の３０代の女が訪れたのはおととし５月。女は「２か月前に母国で３つ子を産んだ」と言って「出産育児一時金」を申請しました。この際、ボリビアの「戸籍総務局」が発行したという出生証明書も提出しました。

条件を満たしていたため千葉市はおよそ１か月後、赤ちゃん３人分の「出産育児一時金」１２１万円余りを支給しました。

【うその証明書どうやって？】
しかし…。この時、提出された出生証明書は偽造されたものでした。
警察が偽造書類を作ったとみているのがボリビア国籍の５１歳の男。
横浜市で翻訳や書類作成の代行などを行う会社を経営しています。

男の自宅を警察が調べると偽造されたさまざまなものが出てきました。
ボリビアの病院や医師の名前が記載された印鑑、ボリビアの役所の公印・・・。
これらを使って出産した病院の領収書や、出生証明書を偽造していたとみられています。

３つ子どころか出産自体がうそでした。
警察は、このボリビア国籍の男女を詐欺などの疑いで逮捕しました。

【コミュニティーの“ボス”】
捜査関係者によると、男は３０年近く前に来日。工員として働くかたわら、平成９年ごろからは来日を希望する同胞の手続きなどを支援するようになっていったといいます。その結果、在日ボリビア人を中心とするコミュニティーの間ではボス的な存在になったとみられています。

今回の事件、この男女は夫婦ではありませんでした。
捜査幹部はこう話します。
「『出産育児一時金』をだまし取るため、男がコミュニティーの人脈の中から協力者となる女を探していたのではないか」。
（リンク先に続きあり)