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【千葉】「胸のあたりまで水が」「今回は桁違い」茂原 豪雨の脅威「廃業も…」

1 :みつを ★:2019/10/26(土) 20:42:21.82 ID:1v3vAoHe9.net
https://mainichi.jp/articles/20191026/k00/00m/040/344000c


「胸のあたりまで水が」「今回は桁違い」千葉・茂原 豪雨の脅威「廃業も…」
毎日新聞 2019年10月26日 20時09分(最終更新 10月26日 20時09分)


 広い範囲が浸水被害に見舞われた千葉県茂原市。市内を流れる一宮(いちのみや)川の氾濫で1人が死亡し、一時は市役所もくるぶしあたりまで水につかった。大雨から一転して晴天となった26日、多くの人々が掃除に追われる街を歩いた。

 「胸のあたりまで水が押し寄せた」。同市八千代で写真スタジオを経営する小高恒雄さん(69)は、約100メートル離れた一宮川からあふれた水が店内を襲った状況を語った。

 店の駐車場に水が押し寄せたのは25日午後5時ごろ。扉を閉めて室内に流れ込むのを防いだが、水圧で壁の一部が壊れると、一気に水が入ってきた。高級なカメラレンズ、パソコン、スキャナーも水浸しに。400〜500着の貸衣装もあったが、8割が泥水につかった。それでも26日朝から片付けを始め、「七五三や成人式の予約をもらっている。一日も早く再開しなければ」と前を向いた。

 同市長清水の女性(80)が暮らす木造2階建ての家は、床上約30センチの高さまで浸水した。畳は浮き上がり、床は泥だらけになった。家は一宮川に近く、床を約60センチかさ上げしていたが、被害を防げなかった。千葉市から駆け付けた息子の川島俊晴さん(49)はこの日、浸水して使えなくなった家具などを外に搬出していた。「母も怖いと言っている。思い出深い家だけど、移転も考えないといけない」と話した。

 同市茂原の会社員、大関美鈴さん(64)は25日、愛犬のトイプードルが心配で午後3時半に仕事を切り上げ、車で自宅に向かった。道路が冠水しており、途中で車を置いて腰まで水につかりながら家にたどり着いたという。自宅は床上まで浸水していたものの、愛犬は無事だった。「6年前にも浸水被害を受けたが、今回の浸水は桁違い」と言い、泥だらけになった室内を見回した。

 市役所近くにある金属加工工場には高さ約1メートルを超える水が押し寄せ、工作機械が水をかぶった。経営者の男性は「保険を使ってオーバーホールしようにも時間がかかるだろう。廃業を考えている」とうつむいた。

 市によると、一宮川の水位は25日午前9時ごろから上がり始め、正午には付近に避難指示を発令した。多数の家が浸水被害にあったとみられるが、集計できていないという。【近藤卓資】


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