山田太郎　前回29万票→今回54万票　何でこんなに増えたの？ [701470346]

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ＳＮＳは地縁を超えるか　５４万票の山田太郎氏に聞いた

――どんなネット戦術を展開したのですか。

どうすればネットにいる人たちが参加してくれるか、彼らの共感の「受け皿」になれるかを考え、色々な工夫をしました。
例えば、ふつう、政治家同士は選挙で「祈　必勝」と書いて「為書（ためが）き」を贈り合う。僕は誰でもネットで贈れる「電子為書き」をやりました。
贈ってもらったら選挙事務所に貼り、ネットでその様子も公開しました。

ツイッターで活用したのが「推しマーク」。山田太郎を応援していることを示すツイッター名につけてもらう蝶（ちょう）ネクタイ印です。
熱心な人が、僕の動画を見た感想をネットで自分の言葉で拡散してくれる方が、僕のメッセージはより伝わります。
共感が共感を呼び、指数関数的に広がっていくのです。

――山田さんに投票したのは若者が多いのですか。

３０歳以下の若者が主力です。また大学などの分析では、投票してくれた人のうち３割ぐらいが選挙に初めて行った人だったそうです。
若い人などが投票に行かないのは、自分と無関係だからです。自分が政治へ参加しているという実感がなきゃダメなんです。
政府がＣＭや漫画で「選挙に行きましょう」といくら言ったところで、そういった人たちは行きませんよ。

――前回と比べ、ネットの環境は変わりましたか。

３年前はホームページやブログの全盛期。ネット空間で自分の意見を一斉に伝える便利さが認識されていた時代でした。
今は完全にＳＮＳの時代です。ＳＮＳは個人とつながりやすいので、選挙戦術も発信が強い「ワンウェー」より「双方向性」にこだわるようになりました。
ネット上には世論が見える形で存在しています。ネットで盛り上がっている話題があれば、丁寧に拾って回答や政策を提供しました。
僕の主な政策は「表現の自由」ですが、ネットで「自殺の是非」が盛り上がっていれば、尊厳死についてネット生番組で特集する。
すると意見がばーっと出て、ネット空間で伝播（でんぱ）します。これこそが「双方向性」です。

以上ソースから抜粋
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASM895JYTM89UPQJ008.html

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