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イスラム過激派「中村医師の行為は偽善だ。小麦なんか作ってもアフガニスタンは永遠に豊かになれない」 [799270319]

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です :2019/12/11(水) 16:34:13.22 ID:U3Pkl4/90.net ?2BP(1000)
http://img.5ch.net/ico/anime_iyou02.gif
アフガニスタンは麻薬の一大生産国である。治安が極度に悪化しているために、当局は麻薬栽培を取り締ることはできない。
その結果、多くの地域で麻薬が作られており、それはイスラム過激派の重要な資金源になっている。
中村氏はそのような状況をよく知っており、人々が麻薬を栽培しなくても生活できるように、灌漑施設の建設に力を入れた。

しかし先にも述べたように穀物は安い。中村氏らの努力によって農民が1ヘクタールの農地(アジアの農民が保有する平均的な農地面積)を手に入れたとしても、そこで生産できる小麦は4トンほどに過ぎない。
小麦価格は1トン250ドル程度であるから、売り上げは1年間に1000ドルほどにしかならない。約10万円である。
それは売値であり、そこから種苗や肥料・農薬などの入手に必要な費用を差し引くと、手元に残るお金はいくらにもならない。小麦を栽培すれば飢えからは解放されるが、豊かにはなれない。

灌漑施設によって優良な農地を手に入れた農民は、表面的には中村氏に感謝していたと思う。しかし心の内には葛藤を抱えていたのではないか。それは麻薬を栽培すれば儲かるからだ。
そんな雰囲気の中で、イスラム過激派は以下のように考えていたに違いない。

穀物は安い。そして国際市場からいくらでも買い付けることができる。アフガニスタンは貧しい国なのだから、なにも儲からない小麦などを作る必要はない。
麻薬を作って闇で売りさばけば、もっと大きな収入になる。食料は、麻薬を栽培して儲けた金で海外から買えばよい。
イスラム過激派には、灌漑施設の建設がアフガニスタンを永遠に貧しい農業国に縛り付けるための行為に思えた。
そこに先進国の「偽善」を見た。だから激しく憎み、計画的な殺害に及んだのではないだろうか。

先進国の人間がよかれと思ってする行為が、途上国の一部の人々には「偽善」に見えてしまうことがある。今回の事件はその典型のように思えてならない。
イスラム過激派についてはいろいろと語られているが、我々が彼らの怒りの根元を理解することは難しい。
今回の事件は図らずも、我々と彼らとの間に深い闇が存在することを思い知らせてくれた。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58527?page=4

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