平井和正★14
- 34 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2019/06/16(日) 21:51:37.83 ID:Z8vbOgjZ0.net
- お時が数々の出会いを経験する。
由井正雪(山田風太郎への対抗心)、沢野忠庵(転向者)、犬神の男(タフガイ)、真名児(回心しないままの悪の千波)……。
彼らは実のところ、お時の使命と本質的に無関係だ。
だが、1971年当時の平井和正がそれらを盛りこみたいという思いが強かったのだろう。ニューヨークをさっさと壊滅させた、なにかと派手な展開だった前の物語と比べて、少々退屈なのも仕方がない。
第4章にて、いよいよ5人目、シルヴァーナが登場する。お時が出会った5人目だ。やっと5人目。いやあ長い長い。
彼女は新幻魔大戦の物語の本道、「種蒔き」の主軸に位値するキャラクターだ。
まさに真打ちである。超能力者の繁殖計画は、女性の参画なしには進まない。
しかも彼女はなんとあの沢野忠庵の娘! なんとニクイ設定か。一筋縄でいかないとはこのことだろう。
彼女の登場で、父親沢野忠庵の再登場の可能性が高まった。執筆が続いていればの話だが。
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